アトピー改善に保湿剤を使用してはいけない3つの理由。 | 千葉アトピー治療専門鍼灸「宗気堂」

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調子はいかがですか。
八木沼です。


今回の投稿はアトピー改善と保湿剤についてです。


◉はじめに。



当院ではアトピー改善の為に、保湿剤を中止して頂くのですが、保湿剤を中止する必要性の質問が多いです。

質問に答える意味でも、今回の投稿が参考になればと思います。

尚、今回の脱保湿は、脱ステが終了しているのが前提になります。



◉アトピー改善に保湿剤を使用してはいけない3つ理由。



✅ 皮膚表面に保護膜が出来ていない。

皮膚表面には通常保護膜があるのですが、アトピー体質で痒みが慢性的にあり、掻きこわしていると保護膜が出来上がっていない事があります。

保護膜が出来上がっていない状態で、保湿剤を使用すると皮膚常在菌にも影響が出て、さらに保護膜再生が遅れます。

また、保護膜がない状態の皮膚に保湿剤を使用すると、皮膚が硬くなったり、痒みや皮膚のひび割れを起こす事があります。


✅ 保湿剤には皮膚表面を壊す成分が入っている事がある。

保護膜が出来上がっていない状態の時に、保湿剤を使用する事で保湿剤による「かぶれ」( 接触性皮膚炎)で痒みがさらに強く出たりしますので、皮膚をかき壊してさらにアトピー改善が遅れます。

特に保湿剤の成分に合成界面活性剤が入っていると、皮膚表面の保護膜が壊れやすいです。

✅ 保湿剤依存性になってしまう。

保湿剤を使用する方は、殆どの場合は乾燥対策だと思います。

しかし、保湿剤を日常的に使用していると、皮膚から皮脂を出さなくなる傾向があります。

皮脂が出なくなるので皮膚は乾燥します。そして乾燥するので保湿剤依存性になります。



◉アトピーを脱保湿で改善させる方法。



・リバウンド対策( 保湿剤離脱症状)

脱保湿をすると脱ステと同じ様に、リバウンド(離脱症状)が出る事があります。リバウンドの症状は脱ステよりも辛い事が多々あります。

そして、脱保湿を実行する時は、自己流ではなくサポート体制を整えてから行うのが理想です。

・汗対策

脱保湿のリバウンドがある程度落ち着いたら、汗をかいて皮脂を分泌させます。皮脂は天然の保湿剤と思って良いです。

皮脂が定期的に出る様になると、皮膚はサラサラになり、保湿剤を必要としなくなります。

・再発対策

アトピーを再発させない為には、定期的な運動で汗をかいて、さらに食生活と生活習慣がポイントになります。


◉まとめ。



脱保湿は脱ステよりもリバウンドが辛い事が多いです。しかしこのリバウンドを乗り切る事ができると、毎日、日課になっていた保湿剤を塗る事はしなくても良くなります。

脱保湿に成功された方が、良く言葉にするのは、毎日保湿剤を塗らない事による、時間の有効活用ができて嬉しいという感想です。

脱保湿は脱ステと同じくリバウンドを乗り越えなくてはなりません。

アトピー症状が保湿剤でも改善しない時は、脱保湿を試みるのも1つの方法になると思いますで、サポート体制が整った時点で、脱保湿を選択されてはと思います。

それではまた👋


◉関連記事→アトピー脱保湿



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◉まめの「アトピー改善 豆知識」

保湿剤は湿度を保つと書きますので、皮膚の乾燥対策でなく、皮膚の湿度を保つ為に使用するのは良いと個人的には考えます。(保湿剤に合成界面活性剤が入っていないのが条件になります)


◉編集後記。今年最後のブログ投稿になります。1年間ご愛読ありがとうございました🙇‍♂️
それでは皆様良いお年を御迎えください。

PS 皮膚に炎症が強い方は、お餅を食べすぎない様に注意してください。

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今年の締めくくりに元気の出る和紙を購入しました。院内にてご鑑賞してください🙇‍♂️