八木沼です。
今回のテーマはあせも( 汗疹カンシン)とアトピーについてです。
あせもは(汗疹カンシン)とも言います。
あせもでアトピーが悪化する事がありますので、今回のブログを参考にして頂ければと思います。
◉はじめに。
アトピー性皮膚炎があると普段から痒みがある為、あせも(汗疹)による痒みか、アトピー性皮膚炎による痒みか、判断が難しい時があると思います。
そこで今回のブログを参考にして、痒みの原因がアトピー性皮膚炎か、あせも(汗疹)なのか、判断出来るようになって頂きたいと思います。
◉あせもの種類
あせもは、汗がたまる場所によって大きく3種類に分かれます。
皮膚の表面に汗がたまり、白っぽい小さな水ぶくれが生じるのが「水晶様汗疹」です。
水ぶくれが水晶のような光沢を持つことから呼ばれます。
指でこすると破れる程度で、自覚症状はほとんどなく、数日でなくなります。
表皮内の汗管が詰まり、かゆみを伴う赤いブツブツができるのが「紅色汗疹」で、あせもの大半はこのタイプと考えられています。
かゆみがひどい場合には、ひっかくことで皮膚が傷付き、細菌感染を起こす場合もあります。
患部を触った手で他の部分を触ることでうつる「伝染性
真皮付近で汗管が詰まって起きるのが「深在性汗疹」です。熱帯地方で発症し、日本ではあまりみられません。(ヨミドクター参照)
◉あせもの原因。
汗は、暑い時に体の体温を調節するために分泌され、汗が気化することで熱を奪い、体を冷やします。
ところが湿度が高い時は、汗を分泌しても気化しなくなります。気化しないと体温が下がらないので、さらに汗を出します。
この様な事から、汗をかきすぎて汗管が詰まると、皮膚に炎症が起きます。これが、あせも( 汗疹)です。
◉あせもとアトピー症状の違い。
・季節の違い
あせもが出やすいのは、湿度と気温が高い時期です。乾燥の時期にはあまり出ません。
一方でアトピー性皮膚炎の症状は、湿度と気温が高く汗が出やすい時に悪化する事もあれば、乾燥して気温の低い季節にも症状が出ます。
・皮膚症状の違い
あせもは不規則に出ます。
一方、アトピー性皮膚炎は、おおよそ左右対象の場所に出やすいです。
◉あせもでアトピーを悪化させない3つの対策。
その1: 温度調整
あせもは汗が出すぎると症状が出ますので、室内では冷房を入れて、汗が出過ぎないようにしてください。
その2: 衣類の素材
汗が出たら吸収してさせるために、綿100%素材の物を身につける。
暑い時は肌を露出したくなりますが、できれば汗が出やすいところには、洋服を着て汗を吸収させたほうがいいです。
その3 : 食生活
必要以上に体温を上げないように、糖質や動物性たんぱく質を取り過ぎないようにする。
◉まとめ。
あせも対策はしっかりしておかないと、アトピー性皮膚炎が悪化する事が多いです。
気温が高くない時でも、湿度が高い時はしっかり汗対策をして、アトピー性皮膚炎を悪化させない様にしてください。
また、あせも対策に、汗をかいたらシャワーで流すのが一般的ですが、アトピー性皮膚炎の症状もある時は、濡れたタオルを絞って拭くだけにした方が、アトピー性皮膚炎の悪化対策にもなります。
それではまた。
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◉編集後記 8/25に行われた、地元の南八幡夏まつり。
南八幡夏まつりが終わると夏も終わりに近づきます。
そして、この時期に聴きたくなるのは👇
夏の終わり〜♫ 森山直太朗