調子はいかがですか。
八木沼です。
今回のブログはアトピー瀉血(シャケツ)についてです。
◉はじめに。
アトピーを改善させる為に、色々な治療法があるのをご存知の方が多いと思います。
色々な治療法がある中で、一度はネット等で目にした事があるのが、アトピーの瀉血療法( シャケツリョウホウ)ではないでしょうか?
当院にもアトピーの症状がある患者さんから、「 瀉血療法」を行なってますか?と言う問い合わせが時々あります。
当院では瀉血療法は行なっていないのですが、今回のブログは瀉血療法に変わるとも言われる、刺絡療法(シラクリョウホウ)をふまえた、瀉血療法の情報をシェアしたいと思います。
◉瀉血( シャケツ)とは。
・伝統中国医学では。
体の瘀血(オケツ)を取る目的で瀉血( シャケツ)を行います。
瘀血( オケツ)とは、伝統中国医学において、うっ血や血行障害など、血の流れの滞り、またはそれによって起きる様々な症状や疾病を指す言葉です。
瀉血方法は鍼を直接刺して抜き取ったり、鍼を刺してから吸い玉を使用して、血液を吸い上げる方法などがあります。
・現代医学では。
瀉血とは、静脈から血液を抜き取ることであり、赤血球の数を減らすことで血栓をできにくくします。
また、赤血球に含まれる鉄分(fe)を欠乏状態にすることで、新たに赤血球が造られるのを抑える効果もあります。
C型肝炎では、肝臓に蓄積された鉄分により活性酸素が発生し、肝炎症状の悪化を招きます。
ですので、瀉血によりヘモグロビンの形で、多量の鉄分を内部にもつ赤血球を体外に排出させ、体内の鉄分の総量を減少させ、肝臓の炎症を改善させる目的もあります。
瀉血方法は主に注射針を使用するのが多いです。
◉アトピーの瀉血効果とは?
血液循環が悪くなったりすると、瘀血が溜まったり、老廃物が溜まったりして痒くなる事がありますので、瀉血を行う事で痒みが改善する事があります。
東洋医学的にはアトピーの原因が、肝臓にあると言う説もあります。
現代医学における、鉄分が肝臓に多くなると炎症(皮膚炎も含む)が取れにくいと言う事と一致しています。
◉瀉血でアトピーが改善しない場合。
瀉血を行なっても、アトピーが改善しない場合や、瀉血を始めた頃は改善したが、徐々に効果が感じられなくなった、と言う事もあります。
アトピーの原因が瘀血や血液の老廃物であれば、瀉血で効果があると思いますが、それ以外の原因でアトピーの症状があるようですと、瀉血だけでは改善しない場合もあります。
◉瀉血を行なってはいけない場合。
瀉血を自己流で行なったりすると、貧血を起こす場合がありますので、その時は瀉血は中止してください。
貧血の兆候としては、体がだるいとか、食欲がなく浮腫みもあるとか、皮膚の色が黄色になるとか、まぶたを裏返しにすると、白色になっている等の症状が出ます。
また、不衛生の環境の下では瀉血を行なってはいけないです。(瀉血道具の使い回し等で、ウイルス感染の可能性があります)
◉瀉血以外のアトピー刺絡( シラク)について。
東洋医学には瀉血ではないのですが、手足の指に鍼を刺して、ツボを刺激する方法があります。(刺絡療法シラクリョウホウ)
時々血液が出る事がありますが、血液が出なくても瀉血に近い効果が出ます。(鍼でツボを刺激する事で血液循環が良くなるため)
瀉血療法で貧血が気になる方は、刺絡療法をお試しになるのもいいと思います。
◉アトピーとカッピングについて。
瀉血の際にカッピングを使用する事があります。カッピングを吸い玉とも言います。皮膚に鍼を刺してから、吸い玉を利用して血液を抜きます。
吸い玉を利用して瀉血すると、痒みが改善される方もいます。ただし、吸い玉を利用して瀉血する事が出来るのは医療機関に限られています。
一方、瀉血をしないで吸い玉だけを行なっているところもあります。
個人的にはアトピーを改善するには、吸い玉と瀉血を同時に行なった方が、効果があると考えます。
◉まとめ。
瘀血の原因が血行不良の場合ですと、瀉血を続ける事は貧血の原因にもなります。
瘀血の原因が血行不良なのか、食生活に問題があり瘀血が溜まっているのか、見極めてから瀉血を行うと、瀉血の副作用を未然に防げます。
◉瀉血関連記事→アトピーの瀉血について
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◉まめの「 アトピー改善 豆知識」
また、運動も血液循環をよくしますので、瀉血で効果が出ない時は、運動も合わせて行うといいです。
◉編集後記
市川市 江戸川河口堰風景
市川市行徳にある江戸川河口堰で「 ハゼ」が釣れています。
まだ型は小さいですが、引きは手応えがあり楽しめます😀
エサはシオフキカイの肝を使うとよく釣れるそうです。シオフキカイは干潟で見つけられます。無料です✌️
可愛いフグ( 福)も釣れます😅
「市川市市役所 新庁舎進捗状況」
鉄骨が3階部分にさしかかりました!