八木沼です。
今回のテーマはアトピーと水虫です🦶
◉はじめに。
水虫と言われている白癬菌( ハクセンキン)にも、色々と種類がありますが、わかりやすく今回は水虫という表現を使用させていただきます。
アトピー体質でお悩みの方の中には、水虫の症状が出て、水虫の薬をお使いの方もいらっしゃいます。
頭皮に水虫の薬( ニゾラール)を使用している方もいらっしゃると思います。
また、頭皮に出来る水虫を「しらくも」という場合があります。
アトピーと水虫は薬の使用を間違えると、悪化する事がありますので、今回の投稿を参考にしていただければと思います。
◉水虫とは。
水虫は白癬菌( ハクセンキン)が正式な名称です。白癬菌とカンジタ菌を真菌群(シンキングン)とも言います。
ですので、白癬菌( ハクセンキン)には抗真菌薬(コウシンキンヤク)を使用します。
白癬菌には、体部白癬( たむし)、股部白癬(いんきん)、足白癬(水虫)、爪白癬(爪水虫)、頭部白癬(しらくも)があります。
白癬菌は指の間とか陰部とか、蒸れるところに出やすいです。
真菌の一種であるカンジタ菌は、症状が生殖器に出ます。
◉水虫が出来る原因。
水虫(白癬菌)は皮膚常在菌ですので、誰にでも皮膚に生息しています。ですので、水虫(白癬菌)が増えすぎなければ、問題ありません。
水虫(白癬菌)が増えすぎる原因は、体の免疫力低下です。
そして環境(湿度や身につける服の繊維)によっても、水虫(白癬菌)が増えます。
免疫力低下は食事や疲労や薬( 一部の薬)によっても起こります。
◉水虫の症状とアトピー症状の違い。
・形状の違い
アトピーの症状の形状は、不規則な形状が多いですが、水虫( 白癬菌) はどちらかというと、円形で中心部が比較的カサつかないで、見た目はドーナツ状に見えることがあります。
・発症部位の特徴
アトピーは例えば、肘や膝の両側に出やすいですが、水虫( 白癬菌)は片側に出ることも、少なくありません。
・痒みの特徴
アトピーはどちらかというと、夕方から痒みが出やすいですが、水虫( 白癬菌)は痒くなる時間は、不規則の場合が多いです。
・季節性の特徴
アトピーは年間を通して症状が出ますが、水虫( 白癬菌) はどちらかというと、湿度が高い季節が多いです。
免疫力が著しく低下している場合は、水虫:白癬菌の症状が年間を通して出ることもあります。
◉アトピーと水虫を悪化させない対策。
・食生活
砂糖と油脂は摂りすぎると、アトピーも水虫(白癬菌)も改善し難いです。
・薬使用の注意点
アトピーに水虫(白癬菌)の薬を使用しても、悪化する事は殆ど無いですが、水虫(白癬菌)にステロイドを使用するのは、気をつけてください。
悪化することがあります。
・アトピーか水虫(白癬菌)か?迷った時に、薬で見分ける方法。( 自宅にたまたま水虫の薬があった場合に限り実験してみてください)
アトピーか水虫(白癬菌)か分からない時には、とりあえず水虫( 白癬菌)の薬( 抗真菌薬)を使用して、症状が改善すればアトピーではなく、水虫( 白癬菌)という場合が多いです。
◉まとめ
アトピーと水虫( 白癬菌)は、痒みという症状が共通してますので、
アトピーを水虫( 白癬菌)に、逆に水虫(白癬菌)をアトピーに、診断を誤ると症状の改善が遅れる場合がありますので、
アトピーか水虫(白癬菌)かわからない時は、皮膚科で細胞を調べて頂くことをお勧めします。
それではまた。
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◉編集後記
真間山 弘法寺(ぐぼうじ)から見た市川市内 。
紫陽花も咲いています🌸