調子はいかがですか。
八木沼です。
2019年 最初の投稿になります。
今年もよろしくお願いします🙇♂️
今回のテーマはアトピー脱保湿です。
◉はじめに
アトピー完治のために、アトピー脱ステロイドは比較的知られていますが、アトピー脱保湿については、まだまだ知られてないのが、現状ではないでしょうか?
当院にいらっしゃる患者さんも、アトピー完治のために脱ステロイドしましたが、脱保湿は知りませんでした!
という方や、アトピー脱保湿をやってみたらアトピーが悪化して脱保湿を断念した!
と言う方も多いです。
という事で、今回のブログはアトピー脱保湿を成功させるヒントになればと思います。
◉アトピー脱保湿とは。
アトピー性皮膚炎の方が保湿剤を使用しない事を、アトピー脱保湿と言います。
保湿剤は軟膏、 クリーム、化粧水等があり、 医薬品や医薬品以外の商品もあります。
また、脱保湿は入浴制限も視野に入れて行う時期もあります。
◉なぜ、アトピー脱保湿が必要か。
アトピー性皮膚炎の方は、皮膚の保護膜が形成されにくい状態にあります。
ですのでアトピー性皮膚炎はアレルギーとは違います^^;
アトピー性皮膚炎のアレルギー症状は二時的な反応です。
アトピー完治に大切な保護膜を形成するには、皮膚にとっての異物を塗布しないのが大切です。
つまり保護膜が形成されていない時は、いかなる保湿剤も使用しない方が、アトピー完治に近づきます。
◉アトピー脱保湿を成功させる方法とは。
アトピー脱保湿を成功させるには、脱ステロイドは前提条件になります。
◯脱保湿リバウンドに耐える
脱保湿をするとアトピーの症状が一時的に悪化します。この事をリバウンドと言います。
このリバウンドのピークは約2週間位続く事が多いです。
リバウンドピークの2週間が過ぎても、2、3ヶ月は脱保湿のリバウンドで、症状的には悪化した様に見えます。
◯生活習慣も改善する
アトピー脱保湿は保湿剤を中止しただけでは、殆どの方は良くならないです。
そこで大切なのは生活習慣になります。脱保湿をするので、皮膚の乾燥が強く出てきますので、特に糖質制限が必要になってきます。
乾燥は入浴後にもしますので、アトピーの症状があるところを出来るだけ濡らさない事も大切です。
◯民間薬も使用しない。
医薬品の軟膏やクリーム以外は、塗っても大丈夫という感覚で民間薬を使用している方もいますが、全ての塗布剤を止めるのが脱保湿という意味になります。
つまり皮膚には水以外は付けないということが脱保湿です。( 出来れば水もつけない!)
◯運動をして汗を出す。
脱保湿をして新しい保護膜が出来上がってきたら、運動をして汗を出してください。
運動をすると汗と一緒に皮脂( ヒシ)という天然の保湿剤が、皮膚から分泌されますので保湿剤を使用しなくても、皮膚に潤いが出てきます。
◉脱保湿はアトピーが完治しても継続するの。
アトピー脱保湿が成功したら、保湿剤を使用しても大丈夫ですかという疑問が湧いてきますね!
皮膚の保護膜が形成されていれば、大丈夫と思いたくなりますが、保湿剤を選ぶ必要があります。
それは保湿剤の成分に合成界面活性剤が入っている事があるからです。
合成界面活性剤が入っている保湿剤を使用すると、せっかく脱保湿で形成された保護膜を壊してしまう可能性があります😢
どうしても保湿剤を使用しなければならない時は、保湿剤の成分を良く調べてから使用してください。
◉乾燥と痒みに効果があるツボ
乾燥を防ぐには体を冷やさない事が大切です。
特に手足を冷やさない事が大切ですので、手足の爪の際を良く揉むか押してみてください。爪楊枝で刺激してもいいです。
痒みが強い時は手足の薬指を?多めに刺激してください。
◉まとめ
アトピー脱保湿はアトピー脱ステロイドよりも、リバウンドが強く出て日常生活にも支障が出ることもありますので、自己流で行う場合はくれぐれも慎重に行ってください。
それではまた。
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