調子はいかがですか。
八木沼です。
ここ最近は気温が下がり、それに伴い肌が乾燥して痒みが出ている方が多いのではないでしょうか?
そこで今回のテーマは、アトピーの痒みについてです。
そもそもアトピーの痒みは治らないと、思っている方もいらっしゃるかもしれませんので、アトピー痒み対策の参考にしていただければと思います。
◉アトピー痒みの原因を知ろう!
アトピー痒みの原因を分かりやすくするために、 塗布剤からみた3つの痒みタイプに分けて、 投稿みたいと思います。
その1、アトピーの痒みが、塗布剤を使用している場合。
塗布剤は 主に痒みどめや、保湿剤、 を使用されている方が多いと思います。しかし、 アトピー体質の方には塗布剤の軟膏やクリームにかぶれ( 接触性皮膚炎) を起こして痒みが出ていることがあります。
その2、アトピーの痒みが、 塗布剤を使用していない場合。
アトピーの痒みが塗布剤を使用していなくて痒い場合は、主に食事や生活習慣に原因がある事が多いです。
食事は食べ過ぎたり、食事の内容が 糖質や脂質に偏ることで、活性酸素が発生して痒みの原因になります。
その3、アトピーの痒みが、今現在塗布剤を使用していないが、過去に使用した事がある場合。
アトピーの痒みが過去に使用した塗布剤の影響の場合は、皮膚が退行変性( 本来の皮膚の性質から逸脱している状態)しています。退行変性すると乾燥しますので、痒みが出ます。
退行変性している皮膚は、正常な皮膚と比べると硬くなっていたり、色素変性していたりします。
◉アトピー痒みの症状。
⚪︎塗布剤を使用している時の痒みの症状。
かぶれによる炎症を起こしていますので、赤み、 熱感、 腫れ、を伴う痒みが特徴になります。
そして体が温まった時に痒いのも特徴です。
⚪︎塗布剤を使用していない時の痒みの症状。
かぶれと違う特徴は炎症よりも湿疹の形状がわかりやすいと思います。
炎症による症状は円形状に広がって痒くなりますが、湿疹による症状は点状に、そして不規則に出ます。
ちなみにヘルペス( ウイルス) も不規則に湿疹が出ます。
⚪︎塗布剤を過去に使用して、 現在は使用していない場合の痒みの症状は。
規則性がなく体調不良や季節性や生活習慣で痒くなったりします。
例としては、汗で痒くなったり、乾燥で痒くなったり、食べ過ぎで痒くなったり、ストレスでも痒くなることがあります。
◉アトピー痒みの対策。
⚪︎塗布剤を使用して痒みがある場合。
塗布剤によるかぶれ( 接触性皮膚炎) を起こしていますので、塗布剤を止めることが必要になってきます。
そこで注意点ですが、塗布剤( ステロイド含む) を止めることで、リバンド( 一時的に悪化する事) が出ることがありますので、リバンド対策をしながらの、脱塗布剤を行うことになります。
⚪︎塗布剤を使用していない場合の痒み対策。
食生活と生活習慣の改善が必要になってきます。
主に食事が原因になっていますので、食べ過ぎない事とバランスよく食べる事です。タンパク質、 炭水化物、 脂肪、 ビタミン、 ミネラルを バランスよく摂取することなのですが、炭水化物の割合は3割が理想です。
生活習慣のポイントは、睡眠、 運動です。睡眠は最低でも6時間くらい、 そして24時前には就寝する。運動は毎日連続20 分以上は歩くです。
⚪︎塗布剤を過去に使用して、 現在は使用していない場合の対策。
現在塗布剤を使用していないにもかかわらす、痒みがある時の対策は、 塗布剤によって変性した皮膚を脱皮させる必要があります。
痒みもある意味脱皮を促進しています。ですので掻くという行為は、ある意味、脱皮を促進していますので、塗布剤を使用していなければ、掻いた方が早く脱皮が終わります。
ただし強引に脱皮を促進させるのも、皮膚に痛みが伴いますので、無理には脱皮させない方がいいです。
出来るだけ痛みを伴わない脱皮をさせるには、鍼灸がいいです。
◉まとめ
塗布剤使用による痒みは、1つの原因に過ぎませんが、 これに気がつかないとアトピーの症状が長期化する原因になりますので、 気をつけていただきたいと思います。
そして自分にあった対策を見つけて頂く必要があります。
もし塗布剤が痒みの原因の場合は塗布剤を中止した方がいいのですが、 リバンド対策も必要になりますので、自己流で行う場合は慎重にしてください。
それではまた。
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まめの「 アトピー改善 豆知識」
編集後記
藤袴は準絶滅危惧種だそうです。(江戸川河川敷にあります)
胡桃( くるみ)は抗酸化作用がありますので、心臓血管病や認知症予防になります。胡桃は殻付きを購入して、 食べるときに割って食べるのが理想的です。