もしかして、これってアトピー?それとも花粉症?と思ったら・・・ | 千葉アトピー治療専門鍼灸「宗気堂」

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調子はいかがですか。
 八木沼です。

すっかり秋めいてきたこの頃ですが、寒暖の差で体調を崩していませんか? 

また、この時期になると「アトピーが再発しました!」とか「 アトピーが治りにくいです!」 という方がいらしゃるのではないでしょうか?
 
この様な症状の原因が花粉の場合、早い方ですと8月の後半くらいから 花粉症の症状が出ることがあります。

花粉による一時的なアトピー症状悪化と理解できると安心すると思いますので、アトピーと花粉症について投稿したいと思います。

・はじめに
アトピーも花粉症もアレルギー症状と思っている方が多いと思います。

しかし同じアレルギー症状でもアトピーは二次的な反応です。

これはどういう事かと言いますと、アトピーは皮膚の保護膜が形成出来にくくなっていて、アレルギー物質によってアレルギー反応を起こしています。

ですので保護膜が形成される事でアレルギー物質に触れてもアレルギー反応を起こさなくなります。

対して花粉症は保護膜や粘膜に問題がなくても、アレルギー物質( 抗原/花粉)に触れることで アレルギー反応が出ます。

という事ですのでアトピー症状の改善には保護膜形成が必要になってきます。

花粉症対策は主に体質を改善する事になります。体質は主に生活習慣から形成されます。

秋に飛来する花粉は、ブタクサ、 よもぎ、 セイタカアワダチソウ、 稲、 ススキ等があります。




◉花粉症の原因( 体質)

・食生活
食生活は花粉症の原因になりやすいです。
理由は食生活から体に炎症ができやすいからです。体に炎症が多くあると花粉症になりやすいですし重症化しやすいです。

炎症を防ぐには食生活で糖質と脂質を取りすぎない事です。

糖質と脂質はエネルギーに変えるときに、活性酸素が発生しますので炎症が起きます。

・睡眠
睡眠がしっかり ( 連続で4時間以上) 取れないと、体から炎症を改善させるホルモン分泌が悪くなり花粉症も悪化します。

・運動
運動をして体全体の血液循環を良くする事で、特に顔に出る花粉症症状が楽になります。

運動不足から頭が熱く足が冷えるのが花粉症には良くありません。( 頭寒足熱が理想)


◉花粉症の症状とワンポイント対策

・目に出るタイプ
症状としては痒みが主になります。掻き壊して浸出液が出たり、場合によっては腫れる方もいます。ワンポイント対策は糖質制限です。

・鼻に出るタイプ
症状は クシャミ、鼻水、 鼻つまりが多いです。ワンポイント対策は塩分制限です。

・顔に出るタイプ
症状は痒みです。そして赤みも出たり腫れたり、皮膚がかさつく事もあります。ワンポイント対策は糖質と油脂制限です。


◉花粉症の改善方法

・花粉症に効果的なツボ
効果的なツボは手足のツボを使用します。
腕にある曲池( キョクチ) 足にある 三里( サンリ)です。指や指圧棒で押してみてください。


・鼻うがい
鼻の症状が辛いときには鼻うがいが効果あります。ぬるま湯に塩を少し入れると、 鼻にツンとこないです。

片方の鼻の穴を抑えてもう片方の鼻の穴からぬるま湯を吸い込んで口から出します。

・保冷剤を有効活用
顔や目が腫れている状態の時は、保冷剤で冷やすと効果あります。保冷剤が溶けて皮膚が濡れる様ですと保冷剤を新しいのに交換してください。

◉花粉でアトピー症状が悪化した時の対策。
花粉でアトピーが悪化した時の対策は、花粉に触れない事が大切です。

マスクや帽子、 メガネ等を使用して、 それでも体に付いた花粉は洗い流す等の対策をしてみてください。


◉まとめ
 春と秋は花粉が原因でアトピーが再発したり、悪化したりすることがありますので、冷静に現状把握をする事が大切です。

春や秋にだけアトピーが再発したり悪化する様ですと花粉が原因になっている可能性が高いです。

毎年花粉の時期にアトピー再発と悪化を繰り返す方は、生活習慣の改善を普段から意識して、 体質改善を目的に「 食事」「 睡眠」「 運動」 の対策をしてみては如何と思います。

それではまた。



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まめの 「アトピー改善 豆知識」

肉体的、精神的疲労が蓄積すると体は敏感になり、花粉にも過剰に反応しやすくなります。

編集後記

JR総武線 市川駅前にあるl-linkタウンからの眺めです。 これからの季節は富士山もよく見えそうです😀