調子はいかがですか。
八木沼です。
今日8月9日は8と9でハリキュウ、針供養の日です。
普段針仕事に携わっている方が、感謝の意を込めて針供養する日です。
私は鍼に感謝の意を込めて、 鍼治療の効果と素晴らしさを発信していきたいと思います。
それでは本題に入りたいと思います。
◉アトピー体質の原因と、3つの改善法。
* はじめに
アトピー体質の方が不思議に思っているのが、
同じ物を食べても飲んでも痒くならない方がいる。
運動しなくても痒くない方がいる。
汗をかかなくても痒くならない方がいる。
体に何を塗っても痒くならない方がいる。
ほとんど睡眠をとらなくても痒くならない方がいる。
等、 同じ生活習慣や食生活でも痒くなる方とならない方がいます。
なぜこのようになるかと言いますと、これはある意味体質と考えていいと思います。
*アトピー体質とは。
アトピー体質を車に例えると、エンジンの回転数が高い方です。
エンジンの回転数が高いとエンジンは熱くなります。そして燃料を燃やしてエンジンの回転数を上げる時には、活性酸素が発生して皮膚が乾燥し痒くなります。
つまり、エンジンが熱くなりすぎて、オーバーヒートした状態がある意味アトピーになります。
エンジンの回転数も先天的に高い場合とそれ以外の原因で高い場合があります。
・先天的にエンジンの回転数が高い場合は持って生まれたものです。
持って生まれた星とも言います。元々は丈夫な体です。
•後天的にエンジンの回転数が高くなるのは、ストレスが多いです。
ストレスは車に例えるとアクセルになります。
アクセルをいつも強く踏んでいるので、エンジンの回転数が高くなり、 エンジンが熱くなりすぎてオーバーヒートした状態がアトピーになります。
・その他にエンジンの回転数が高くなるのは、燃料( 食料) の入れ過ぎ。これはエンジンの回転数よりも、エンジンの駆動時間が長いという意味です。
常に燃料( 食料) を入れているのでエンジンが熱くなり冷えません。
* アトピー体質を悪化させる要因。
•体質でエンジンの回転数が高い状態の方が、同じ燃料( 食料)でも爆発力が強い食べ物を摂取するとさらにエンジンの回転数が高くなります。
この爆発力が強い食べ物がGI値( グリセミックインデックス)の高い食べ物となります。
主に糖質になります。品種改良した小麦や繊維質が少ないお米になります。
* アトピー体質を鍼灸で改善する方法
その1. エンジンの回転数を下げる。
鍼灸にはエンジンの回転数を上げる事も下げる事もできます。
鍼は主にエンジンの回転数を下げます。
因みにお灸はエンジンの回転数を上げます。
その2.食欲を抑制させる。
鍼は食欲を抑制させることができます。( 痩せる針というのも、食欲を抑制させて効果を出す方法です)
食べ過ぎてエンジンの回転数が高くなり熱くなっているのを冷やします。
因みにお灸は食欲を増進させることができます。
その3.自律神経を整える。
車と人体の違いは、 車は勝手には動きませんが、人体の自律神経は無意識に動きます(作用します。)
ストレスでアクセルをいつも強く踏んでエンジンの回転数が高くなっているのも、自律神経の関係になります。
主に交感神経が興奮します。因みにブレーキは副交感神経となります。
鍼灸には交感神経の興奮を抑制させたり、副交感神経を促進させたりする働きがあります。
◉まとめ
先天的な体質は変えるのは難しいです。ですので自分の体質を理解して、 食生活や生活習慣に気をつける事が未病への対策となります。
鍼灸治療の目的に「 偏陰偏陽」 ヘンインヘンヨウがあります。
これはどうゆうことかと言いますと、健康とは陰に偏らず、陽に偏らずというのが理想的という意味です。
自律神経で考えると、交感神経と副交感神経のバランスが取れている状態です。
交感神経が優勢でも劣勢でもなく、副交感神経が優勢でも劣勢でもない状態です。
それではまた。
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まめの「 アトピー改善豆知識」
編集後記
アトピー体質は糖質が好きで酸っぱい物が嫌いの方が多いです。原因の1つに、酸( すっぱい)と糖( 甘い) は相克の関係になります。
戦国時代に下総の里見軍が城を構えたところです。ここで今川義元の軍に敗れました。
場所は違いますがこんな句を思い出しました。色々と考えさせられます。
「 夏草や兵どもが夢の跡」なつくさや つわものどもが ゆめのあと 芭蕉