調子はいかがですか。
八木沼です。
今回のテーマは「 アトピーと汗」 です。
気温が20 度を超える時期になると、 汗でアトピーが悪化する方が増えてきますので、アトピーと汗の関係について投稿したいと思います。
◉アトピーが汗で悪化する原因
・皮膚の保護膜ができていない。
皮膚表面にある保護膜ができていないと、汗がしみて痒くなります。
・水分摂取量が多い。
普段から水分を多く摂っていると、 それに伴い汗の量は増えますので、痒くなり保護膜が壊れて悪化します。
・体が熱い。
体が熱くなると汗を出して体温を下げる働きがあります。
このようにして体温調節をするのですが、食事の量が多くていつも体が熱くなり、 その結果汗が多くなって痒くなることがあります。
・普段から塩分摂取が多い。
塩分摂取が多いと汗に含まれる塩分濃度も高くなり痒みが強く出ます。
また塩分を尿で排泄する時に体のカリウムが使われます。
そしてカリウムが不足すると痒くなることがあります。
◉アトピーが汗で悪化した時の症状。
・皮膚の保護膜ができていない状態ですと皮膚が赤くなります。
・汗の出始めが特に痒いです。
出始めの汗は酸性に傾いているためです。
汗をドバーッとかくと、 汗はアルカリ性に傾いていますので痒みは少し楽です。
・保護膜がない状態で汗を掻くので、痒みが出ます。そして掻き壊すのでさらに保護膜が再生し難い状態になります。
◉アトピーが汗で悪化した時の対策。
・水分制限が結果的に汗の量を減らしてくれますので、汗による痒みは減少します。
・食べ過ぎに注意。
食べ過ぎは体温を上げますので、結果として汗が出やすくなります。
特に糖質は少な目にする必要があります。炭水化物、 砂糖、 果糖、 デンプン( 芋類)
・睡眠を1日最低6時 間確保する。
できれば24時 迄に就寝する。
このような睡眠で体から成長ホルモンが分泌されますので、掻き壊した保護膜を再生させる効果があります。
・汗をかいて保護膜が壊れている状態ですと、できれば入浴制限が皮膚の再生を早くする事になります。
◉まとめ
アトピーの症状が落ち着いたら、アトピーを再発させないためにも、汗を流す必要があります。
しかし汗でアトピーが悪化する事もあります。
汗を流してもいいタイミングは、汗で皮膚が赤くならないことと、 汗が出て痒くても保護膜が壊れなければ大丈夫です。
保護膜が正常に再生されている状態とは、皮膚を斜めから見た時に光沢がある状態です。
それではまた。
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鍼灸師の方はこちら
まめの「 アトピー改善豆知識」
編集後記
童謡にある「 赤とんぼ」 にも桑の実のフレーズがありますね。
赤とんぼは初秋ですが桑の実は春です。 不思議と思った方は調べてみると答えが出てきます☺️
今は養蚕農家は少ないのでしょうね!