八木沼です。
今回のテーマはアトピーと色素沈着についてです。
○色素沈着の原因
アトピー性皮膚炎ですと色素沈着も併発されている方が多いと思います。主に痒みがある為、掻く事による摩擦で色素沈着を起こす場合と、 塗布剤による色素沈着とある様です。
○アトピー性皮膚炎の色素沈着のメカニズム。
摩擦で色素沈着が起こるのは、繰り返し皮膚を掻く事で、皮膚表皮や皮膚皮下組織に慢性的な炎症を起こしその結果、
活性酸素が発生する事で皮膚 が黒くなったり分厚くなったりする事で、皮膚の色が濃く見えます。
また、 塗布剤のステロイドを使用する時に、 紫外線によって色素沈着するのはご存知の方が多いです。
塗布剤でも石油系の、いわゆる保湿剤によっても色素沈着を起こす方が多いです。
石油系の保湿剤を使用している方が色素沈着が目立つ方が多いです。 石油系は成分や油膜による皮膚呼吸減少が原因の様に思えます。
○色素沈着が起こりやすい場所。
やはり痒みが慢性的にあるところが色素沈着しやすいです。首、 肘、 膝裏等が多いです。
紫外線による原因ですと肌を露出する所が色素沈着が顕著です。
○色素沈着の対処法。
・痒い所が結果的に色素沈着を起こしやすいので、皮膚の炎症を抑える事。
・色素沈着にレーザー治療もある様ですが、リスクも考慮に入れて対策してみてください。
・光吸収剤不使用の日焼け止めもある様ですが、 アトピー体質の方は基本的には塗布剤を使用しない方がいいです。
塗布剤によって痒くなると色素沈着対策にはならない事が多いです。
・背中や腰の周辺に色素沈着が多く出る方は、便通を整える必要があります。
○まとめ
アトピー性皮膚炎の色素沈着対策には塗布剤を使用しないで、アトピー性皮膚炎を早めに改善して、運動しながら汗をかく事が一番早く色素沈着が改善する様子を個人的に観察しています。
それではまた。
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編集後記
市川市東山魁夷記念館に行ってみました。日本画家の東山魁夷は市川市に役50
年間住んで入られた方です。
お近くにいらした際は是非どうぞ。