アトピーとステロイド | 千葉アトピー治療専門鍼灸「宗気堂」

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調子はいかがですか。千葉にあるアトピー治療専門 鍼灸・整体 宗気堂   八木沼です。
今年初めての投稿になります。今年もよろしくお願います。

今回のテーマはアトピーとステロイドについてです。 ステロイドを日常的に使用してきた方も多いと思いますので、ステロイドを色々な面から知っておくのも参考になると思います。
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○ステロイド( 副腎皮質ホルモン) の作用

△糖代謝に対する作用
ステロイドはアミノ酸( タンパク質) からブドウ糖を作る過程を促進し、 また、 他の器官( 臓器)での 糖利用を抑制する事で血糖値を上昇させます。

この目的は主にストレス時の脳の機能低下を防ぐことにありますが、 インスリンの作用と拮抗するという事もあり、糖尿病の危険が増します。

* 要約 :ステロイドは脳の機能低下を防ぐが、血糖値をあげるので、糖尿病になる可能性があります。

△タンパク質に対する作用
タンパク質を分解・ 代謝する事で、アミノ酸の血中濃度を上昇させ、 アミノ酸からブドウ糖を作る過程を促進します。

タンパク質の分解により皮膚が正常に再生されず皮膚の萎縮( 薄くなる) という副作用が起こります。

要約: ステロイドは糖新生( アミノ酸からブドウ糖を作る過程) の働きがあります。 又、タンパク質を分解するので、皮膚の萎縮やビニール肌になることもあります。

△脂質代謝に対する作用
脂肪組織に作用して脂肪の分解を促進します。ただし、 一部の組織では逆に脂肪合成が上昇します。


この結果、 手足の脂肪が減少し、 背中・ 頸部、顔では脂肪が増加します。
これにより、野牛肩( ヤギュウカタ)や満月様顔貌( ムーンフェイス)が生じます。

要約: ステロイド 使用によって、脂肪が増加する所と、 減少する所があります。
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△抗炎症作用
血管拡張、 血管透過性亢進から起こる白血球の遊走により炎症反応やブラキジニン増強作用による痛みを抑制します。

要約: ステロイドは炎症を抑え痛みも抑制します。

△免疫抑制作用
マクロファージとNK細胞の活性を抑制します。活性を抑制する事で炎症を止めます。 抗体産生能( IGEなど) も抑制する事から免疫抑制作用と言います。

要約: アレルギー反応の一つでIGEを抑制するという、 免疫抑制作用があります。



△骨に対する作用
骨形成能が低下します。 腸管からのカルシウム吸収が抑制し体内のカルシウムを減少させたり、 尿中への排泄を促進する作用を持つ。

要約: ステロイド使用によりカルシウムが減少して、 骨が弱くなることがあります。

△その他の作用
・赤血球増加作用
・ 中枢神経興奮作用
・胃酸増加作用


以上。 アトピーとステロイド でした。

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灸頭鍼の動画はこちら↓
 
まめの「 アトピー改善 豆知識」
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ステロイドは部分的に塗っても、脱ステの時は全身にリバウンドが出ることがあります。


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編集後記
私の初詣は近所の葛飾八幡宮でした。元旦は長蛇の列でしたので諦めました。
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そして1/2 にお参りしてきました。
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鐘も突いてきましたので、運も付きそうです😊