調子はいかがですか。
千葉にあるアトピー治療専門 鍼灸 整体 宗気堂 八木沼です。
今回のテーマはアトピーと喘息です。
アトピー性皮膚炎の症状が出る方は、以前、喘息の症状があった方や今でも時々喘息が出ますという方がいます。
アトピー性皮膚炎と喘息が同時に出る方は少ないと思います。なぜ、アトピーと喘息は同時に出にくいのでしょう?
○アクセルとブレーキ(あくまでもたとえ話です)
アトピーと喘息が同時に出ないのは、ある意味アクセルとブレーキの関係に似ています。アトピーはアクセルです。常にアクセルを踏みっぱなしの方にアトピー症状が出やすいようです。
つまり無理をしやすい方ですね。(しかし御本人は無理をしているとは思っていません👈ここがポイントです。無理をしていることに気づいてもらうことが治療の第一歩)無理をしすぎてエンジンがオーバーヒートしていて、エンジンが焼けてしまっているので、エンジンを冷やさなければなりません。人間であれば体が熱くなっていて炎症を起こしている状態です。
一方、喘息はブレーキがいつも効いている状態です。車を動かそうにも動きません。そうするとアクセルを踏みっぱなしとは逆に、エンジンが冷えてしまいます。それでも動かそうとすると、ガタガタと振動をもなってやっと動こうとします。人間の体では咳が止まりにくいとか、ヒューヒュー(喘鳴ゼイメイ)と音がすることがあります。
体の生理学的には自律神経の交感神経と副交感神経がアクセルとブレーキの関係です。アトピーは交感神経(アクセル)が優勢の状態、喘息は副交感神経(ブレーキ)が優勢の状態です。気管支(平滑筋)に関しては副交感神経が優勢ですと収縮しますので、呼吸が困難になってきます。という事でアトピーと喘息は同時には出にくい仕組みになっている方が多いです。
○喘息の対策
喘息は副交感神経が優勢になるとなりやすいのですが、見方を変えると交感神経が劣勢になっているとも言えます。つまり交感神経であるアクセルを踏みすぎていたため、ガス欠(燃料切れ)になっていると考えることができます。
対策としては、まずは良質な燃料補給をしなくてはなりませんので、食生活の見直しが必要です。そして疲労対策です。秋に喘息が出やすいのも、夏に体を冷やしすぎたことで、秋に喘息の症状が出ていますので、とにかく体を温めることが大切です。燃料(食事)をしっかり摂取して、エンジンがかかりやすくしていく事が必要です。
○アトピーと喘息の共通点
アトピーと喘息は同時には出にくいのですが、共通点としてはどちらの症状も体に無理をかけているという事です。アトピーも喘息も肉体的、精神的に、無理をしている方が多いですので、何事もほどほどがいいですね。
○喘息に効果的なツボ
足の三里と腕にある曲池にお灸がいいです。
以上、アトピーと喘息の関係でした。
それではまた。
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