調子はいかがですか。
千葉アトピー治療専門 鍼灸・整体 宗気堂 八木沼です。
今回のテーマは脱ステロイドの経過です。
脱ステロイドをすると、どのような症状が出て、
どのような経過をたどっていくのでしょうか?
また現在の症状は今後どのように変化して良くなっていくのでしょうか?
と疑問に思われる方が多いです。
やはり脱ステしてそして本来のアトピー性皮膚炎を治そうしている方は、
ある程度治療時間がかかるのをご存知ですので、
現在の症状がいつ頃になったら改善するかという事を常に心配されています。
そこで脱ステすると、どのような症状がでてそして改善するかを知っていると
治療を継続するうえでは参考になるのではないでしょうか。
平均的な脱ステの経過は一カ月くらいまでにリバウンドの症状がでて、
この時期までに黄色い浸出液や透明な浸出液が出ます。
黄色い浸出液は黄色ブドウ球菌です。白血球の力が弱ってくると
皮膚常在菌である黄色ブドウ球菌が繁殖して浸出液として出てきます。
次に白血球の力が元にもどってくると今度は透明な浸出液が出ます。
これは血管からしみ出てくる血漿です。体に炎症があると炎症を鎮めようとして
血管からしみ出てきます。
(血漿の成分の中にはたんぱく質が含まれていますので、
浸出液がたくさん出ている状態の時は良質のタンパク質を摂取する必要があります)
透明な浸出液は皮膚を再生させるには欠かせないものですので、
拭き取ったりお風呂で流したりとかは出来るだけしない方がいいです。
透明浸出液は乾燥するとカサブタになって、保護膜の再生に役に立つ液体ですので大切な成分です。
このカサブタが出来てそして剥がれて、を繰り返しながら丈夫な保護膜が出来上がってきます。
(このカサブタもできるだけはがさないことが大切です)
次にカサブタが落ち着くと、皮膚の状態は落屑という細かい皮膚が
パラパラと落ちていく状態が続いて皮膚が正常になっていきます。
この間約三カ月という方が多いです(年齢やステロイド使用年数によっても異なります)
このような脱ステ経過を知っていると今現在の症状が
どのくらいまで来ていて今後どの位で改善するかの目安になると思いますので
参考にしてみてください。
(脱ステは自己流で行うと日常生活に支障をきたすことがありますので、
慎重に行ってください)
それではまた。
アトピーに関する詳しい記事は鍼灸・整体 宗気堂
はじめまして。「まめ」と申します。千葉県市川市の
とある庭先で拾われました。オス 10才
これからアトピー改善「まめ知識」を配信していきます。
よろしくお願いします。
今回の「まめ知識」は「爪は常に短く、そして切った後は
やすりをかけましょう。」