アトピーとかゆみ(その14) | 千葉アトピー治療専門鍼灸「宗気堂」

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アトピーと痒みアトピーと痒み

調子はいかがですか。

千葉アトピー治療専門鍼灸 宗気堂 八木沼です。

連投です。

前回の投稿に続き瀉血についてです。

前回は手指と足指の第4指から瀉血をして痒みを抑えるということで、

理論的には副交感神経の抑制でアレルギー症状の痒みを改善するということでした。

瀉血には他にも目的があります。

瀉血によって肝臓の炎症を抑えることです。

瀉血による肝臓の消炎作用メカニズムは、

瀉血をすることで一時的に血の中の鉄(ヘモグロビン鉄)

が減ると、骨髄は一生懸命それを補うために造血を亢進させます。

骨髄での造血が亢進すると鉄が骨髄で必要となりますので

その分の鉄を肝臓にある貯蔵鉄から摂取しようとします。

結果として肝臓の中の鉄が骨髄に移動するということになり、

肝臓での鉄障害が軽減されることになります。(日本消化器病学会より)

肝臓に鉄が過剰にあると活性酸素の影響で炎症を起こしやすくなります。瀉血で

この炎症を抑えることでアトピーの症状を改善するということですね。

私の治療院にも瀉血をしたことがある患者さんが多くいらしてます。

でも根本的には瀉血だけではアトピーは改善されないようです。

ですので自己流で瀉血はお勧めしません。

脱ステロイドによる強いリバウンドがある時には刺絡(瀉血)は、

効果があります。

症状は日々変化して、体は千差万別ですので治療法も変わるので

治療は本やネットで調べただけでは解らないですね(≧∇≦)

自分が作った病気であれば自分で治せると、先日フェスブックでみました。

私も同感です。

それではまた。

アトピーに関する詳しい記事はこちら 鍼灸・整体 宗気堂