シュル〜〜〜。ル。
突如薄着になってる身体を自らぎゃっ…
と締めた。
太陽はもう春を満喫してたこの日。
そろそろお披露目しようと
緊張からかゆっくりと柔らかく花弁に力を入れ
周りに気遣い挨拶する恥ずかしさのあまり
少しピンクに染まる桜が
強くも儚げに
西風に瞬間耐えていた…
枯れて散るも花なりの生き方。
桜なりは…
綺麗なまま潔く散る美しさ
早すぎるあの花弁に問いかけ
あの日の君とリンクした。
花が太陽に向いて咲いてるように
君に何か…。大切な何かあげれたかな?
また会えたなら
ちゃんとこっち向いてくれるかな?
突如西風が強く頬を叩き
打ち消されたこころの言葉。
春なのに…
この季節も
愛してもいいかな?