蝉の声をかき消すように
スタートラインに立つ…
何故、ここに立つのだろう?
なんて考えたことない。
この直線の先にあるゴールを目指している訳ではなく
ただ走りたいだけ。
十数秒の時空の中での無のドラマは
様々な過去が絡んでくる。
この瞬間の為に
積み重ねる自負?
積み重ねた汗と涙…
そして走ってきた距離。
位置について…
身体が自然と反応する。
これが答えなんだと気付いた…
あの中学生の時に感じたことは
いま活かされている。
だから…
過去を捨てなくていいよ。
それを活かしていきよう。
大丈夫…できるよ。
大丈夫だから。