毎年、1度は上野の国立博物館に行く。幕末に彰義隊と新政府軍との間でこの戦争に大村益次郎という長州藩士がこの戦争をわずか1日で終わらせたというこの人物を知りたくこの本を読んでみた。全3巻なのだが、読み終えるのに半年くらいかかってしまった。面白いか面白くないかと言われると面白いのだが、司馬遼太郎はこの大村益次郎を描きながら長州藩とは、幕末の幕府とはと、かなり寄り道をしながら説明しながら大村益次郎をいう、えたいの知れない人間を説明するには、これだけ寄り道をしないと読者に理解できないと思ったのだろうと思う。私は司馬遼太郎があれだけ説明してくれたのだけど、一度読んだだけでは司馬遼太郎が伝えようとした大村益次郎がわかなかった。この寄り道が大村益次郎自身のことは三分の二くらいになってしまっていた気がする。これが後半になっていくにつれ、大村益次郎に関わっていく人間の説明が多くなっていく。なんとなくだけど、その分、竜馬がゆくにように実在してない人物を物語の中に入れ込んでなかったように思う。彼がもし暗殺されなければもしかしたら日本はどのように変わっていったのかとも思う。
私、佐幕派だったのだけど、この「花神」を読んで長州という国に対し間違った考えをもっていた
あとがきで、「世に棲む日日」がこの「花神」とついになる本らしいので、読んでみることにする。


