本:風の男白洲次郎 青柳恵介 | 駄目人間のブログ

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先日、下山事件の本を読んでいたら白洲次郎の事が出てきたので、実家に行って蔵書を探していたら、この本があったので読んでみた。もちろん、書いてないだろうと思いつつ、白洲次郎が下山事件に関わっていたのかとか、亜細亜産業との繋がりを知りたかった。

読み始めすぐに、この本を執筆にあたり奥さんの白洲正子が関わっていると言う事で、白洲次郎を賛辞する内容なのだと理解。

白洲次郎が吉田茂の懐刀として、GHQとの関係、憲法の制定、日本と独立などにどのように関わっていたを多くを割いている。また、その後の東北電力の会長としての活躍が、少し書かれていた。もちろん、この本が白洲次郎の伝記ではないし、奥さんからのインタビューによるものが多いので、白洲次郎の失敗はかけなかったのだろう。

それに、ちょっと読みづらい文体だった。書いている文が、誰なのか?何度か読み直さないとならない箇所があった。

 

ここまで、水面下で日本のために活躍してくれた人は、何冊か本が出ているので、もう少しこのほか裏を書いているような本を読んでみたい。まだ、関係者が生きているから書ける人がいないのか、書く人がいないのか。

もちろん、今の日本があるのは白洲次郎のような人のおかげであることは確かだと思う。彼がいなければ、今の日本は、また違っていたのではないかと思う。