ポールトーマスアンダーソンは、ゼア・ウィル・ビー・ブラッドを見てから、すごい映画をつくる監督だと思って、できるだけ作品を見るようにしている。
ゼア・ウィル・ビー・ブラッドは、そんな好きな映画ではないが、今でもなぜかたまに見たくなる。
この映画、3時間近くあるのでかなり不安だった。某、映画サイトでは、なかなか良い点数だったので期待したのも悪かったせいか、私はちょっとダメだった。ゼア・ウィル・ビー・ブラッドのような重厚な感じではなく、タランティーノのような映画だった。
ネットの感想を見ていると、アクションシーンなどが多くあり、これが一般の人に受け入れられる映画になっていると書いてあった。そう思うと、ポールトーマスアンダーソンが監督したと思わなければ、ちょっと難解ではあるが無駄に長いアクション映画としてみることができるし、脇を固める俳優まで超一流を使っているのと、予測不能な展開のおかげで、この長尺の映画も見る事ができる。
先も書いたけど、アクション映画を見せたいのか、政治絡みの映画を見せたいのか、その中間を見せたいのかよくわからなかった。
最後のシーンは、私は泣けた。