相国寺承天閣美術館開館40周年記念 相国寺展―金閣・銀閣 鳳凰がみつめた美の歴史
東京藝術大学大学美術館
十数年前に、伊藤若冲が再評価され、どうしても相国寺に行ってみたくなり京都まで行って見にいってきた。それ以来、京都に行くと必ず行くのがこの承天閣美術館。若冲を見に行ったのだけど、衝撃を受けのが若冲ではなく応挙だった。他にも等伯などあり、京都では3本の指に入る美術館かと思う。その承天閣美術館の展覧会。
ふと思ったけど、開館40周年を愛知や東京で展覧会を開いてしまっていいのかな?なんて見に行ってきた。
改めてここの承天閣美術館の所蔵品を見て、ここが所蔵している作品は、本当に素晴らしいと感じる。今回、展示されていないものあるけど、雪舟、応挙、等伯など、ここの美術品は超一流品。今回、京都で見ることができなかった松栄と探幽の作品を見ることができた。松栄の絵は、状態があまり良くなかったけど、本当に根が真面目そうな感じがする。永徳の作品があまりにも残っていないせいもあってか探幽は、やはり狩野派では1番かと思ってしまう。今回、雪舟や等伯や応挙の作品が少ないにしても、若冲の作品を数多く見ることができるだけでも見に行った価値があった。鹿苑寺大書院障壁画なんか、承天閣美術館の5本に入る目玉だと思うが、それも展示されていた。映像で、どのように配置されているかも見せてくれる。
最後に「百鳥図 伝辺文進筆」は見事な作品。とにかく圧巻だった。
