具合悪くって何もできなかったので、なんとなくオリンピックの柔道を見ていた。ひさしびりに見る柔道は、あまりにも早すぎて目が追いついていかない。特に阿部一二三のスピードは異次元だった。
阿部詩が負けた時に、場内から「uta」コールが響いた時、フランス人の柔道に対する心を感じた。日本より人口が少なくのに日本の数倍の柔道競技者がいる。ここまで柔道を愛してくれている国は、ないだろうと思う。フランス人の声援に、見ていて涙が溢れてきた。
ただ、阿部詩が負けた悔しさはわかるけど、あれはないと思った。阿部詩が前オリンピックの王者なんだから、この3年間研究しているだろうし。