毎年に春に2回とある会合で東京に行く。会合が終わってからの楽しみが蕎麦屋巡り。
5、6年前に、会合が終わって、自分のご褒美に大好きな神田のまつやに行ってみた。いつも満席で相席で案内させてもらった。同じ席の人に頭を下げて席に着くと、向かいにいたサラリーマンが、この店、よく来るの?と話しかけてきてくれた。蕎麦が出てくるまでの時間、人見知りの私にとっては本当に嬉しい。東京出張の時、時間があれば寄ります、から始まり色々話しをした。話の中で私が以前まつやに来た時の話をした。このお店20時までなんですけど、19時40分くらいに行ったら気持ちよく入れてくれたんです。そしたら、閉店まであと15分しかないのに、蕎麦を打ち始めたのを見て、最後のお客様に蕎麦がないようにするのをみて、このお店を本当に好きになりましたと話をした。そしたら、このあと時間ある?と聞かれ、近くに彬行きつけの寿司屋あるから一緒に行こうと声をかけてくれた。それがすごく嬉しかったんだけど、飛行機の時間がギリギリで丁重にお断りした。この時から中尾彬と言う人も、すごく好きになった。
中尾彬が亡くなってこの事を思い出した。もしかしたら、あの時寿司屋に行ってたら中尾彬に会えたかも知れない。
あの時のおじさんどうしてるかな?いつかまた会いたいと思って、まつやに行く。