世界の終わりから(日’23) | 駄目人間のブログ

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申し訳ございません。無駄なことばかり書いて無駄に容量を使わせてもらってます。ネットの害です。

先に書きます、私なぜかわからないんだけど、紀里谷和明の映画と言うか彼の事がものすごく好きです。なんだろう、彼の映画を見ていると彼の優しさと悲しみと心のの弱さを感じてしまい見ていて辛くなります。

キャシャーンら駄作だと思うけど、それでも何かわからないけどこの映画も好きだし。この頃の彼の私生活はボロボロだったろうに。

この映画、あらすじを読んだり予告を見るだけで、全く意味不明。この映画を最後に監督を引退するって、まだまだ紀里谷和明監督の映画を見たいんだ!と思っていたのに。

Netflixでこの映画を見終わった。今の自分が見る映画では無かった。あまりにも心に刺さりすぎて途中から涙で見る事が出来なかった。父が生前言っていた、何処で誰かが死んでいたらお前は生まれて来なかったらと。人生は、誰かの一つの選択が違うだけで大きく変わってしまう。自分では気がつかないけど親のものすごい深い愛で包まれていたこと。子供にはわからない。

遺産整理をしている時に父が仕事を辞めるときの挨拶文が出てきた。子供の事を考えてと書かれていた。私この手紙の存在を知らなかった。この挨拶文を書いた頃、私はもう40近かったと思う。それでも心配していた事を思うと、父に対してごめんなさいとしか言えない。


紀里谷和明は、この映画でキャシャーンの酷評を含めて最後のメッセージなんだと感じた。やっぱり涙が出るほどこの監督が好きだな。こんなに、自分の弱さを映画に出来る監督はいないだろう。


この女優も素晴らしかった。なんでこんな悲しい顔が出来るのだろうと。切ない。