揺さぶる絵 変貌ふる日本画のイメージ | 駄目人間のブログ

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北海道近代美術館


全く観る気がなかったのですが、中村正義の代表作の源平開戦絵巻が展示されてると言うので見てきた。このさくひ、たしか国立近代美術館所蔵で過去に一回しか見たことがない。当時見たとき、海の色が真っ青で異様な絵に見えた。

さて、前半は豊橋美術館正直のあまり聞いた事のない画家の作品が展示されていた。知っていたのは、菊川多賀くらいかな。豊橋からこれからの作品を持ってくるのは、もしかしたら今の近代美術館の館長が豊橋から来られたのかな?

そのあとは、近代美術館所蔵の作品を中心に展示されていた。何故?中村正義の源平海戦絵巻が展示されていたのかと思った、中村正義と片岡球子の作品を中心に展示したかったけど、中村正義の大きな作品が豊橋では所蔵してなかったので、国立近代美術館から借りたのだろう。けど、この作品を借りてくるのも凄いけど、中村正義のこの作品を思いついたのも凄い。そうそう、この源平海戦絵巻だけど、数十年ぶり見たら、この青い海がそんなに違和感を感じなかった。ただ、やはり異様な絵ではある。ものすごい技術がありながら、あえてこのように描く異端の中の異端。こんな不気味な顔をいっぱい描いてるけど、異様な中に素晴らしい作品がある。ここには無かったけど、花の作品や顔の作品で、はっとする作品がある。

片岡球子は近代美術館で球子だけの作品を常設で展示するスペースを作るべきだと思う。日本美術院の大御所がみんな亡くなってしまって、どんどん記憶から薄れていってしまう。何処かで彼女作品を残してあげないとと思う。

2階は、通常展示している。近代美術館の所蔵しているガラス。


この展覧会は企画展なんだろうけど、何処の美術館に行っても、企画展を見たら常設展はお金取らない。北海道に文化を育てたいのであれば、企画展を見に来てくれた人は、常設は無料にすべき。

先日行った兵庫県立美術館は、無料観覧の日まである。

人が観にくる展覧会を企画して、常設も見てもらうようにしてほしい。