糸 | 駄目人間のブログ

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ネットフィリックス

中島みゆきの名曲「糸」からイメージを膨らませて映画にしただけあって、要所要所で中島みゆきの曲が使われている。幼い頃に離れ離れになった子供2人が再会していく物語。小松菜奈が素敵すぎて劇場に観に行こうと思っていたくらいだけど、菅田将暉があまり好きではないので見に行かなかった。菅田将暉の演技がちょっと好きになれない。

映画は、個人的にはそんなに悪くはないと思うが、もう少し脚本を練っていたらと思う。例えば、蓮は地元に残ってチーズ工房で働いて、葵はシンガポールでネイルサロンを開いてワールドワイドに生きようとしている。この2人を対局で描きかったように思うんだけど、物語を函館に行ったりしないで、本当に美瑛しか知らないようにしたほうがよかったと思う。葵は、あまり意味のないキャバクラの設定ではなく、何か夢をもってキャリアウーマンで海外で仕事をしてるようにした方が良かったように思う。

せっかく美瑛が設定なのに、あまり美瑛の美しい風景もなく、これだけいろんなロケ地で撮影していながらもったない。とある、映画評論家が、小松菜奈がカツ丼を食べるシーンが見れるだけでも価値があると言っていたが、たしかにあのシーンの小松菜奈の青い衣装はモノクロ放送から4Kになるくらい「はっ」とさせれるくらい美しかった。食べ方も、わざとなのかすごく丁寧な食べ方をしてないのが、この子の生い立ちを何か物語っているように思う。

あと、榮倉奈々ってここ最近、痩せてきて可愛くなくなってきているのが残念だんだけど、入院して蓮がお見舞いに行ったときに、やりとりしているきに、蓮を目で追っかけるシーンが素晴らしかった。あの何か悲しそうな目で、蓮を目で追うシーンも素晴らしい。そして、悲しんでいる人がいたら抱きしめてあげてと教える。この子は、大人になったら素晴らしい子になると思う。人の痛みがわかる母親。子供もそれがいかに大切なことかわかる時に、母親がいかに素晴らしい人だったかわかるんだろうなと思う。

あと、倍賞美津子は存在感ありすぎだったかな。倍賞美津子が悪いんじゃないんだけど。

要所要所、作り込みが雑な部分もあるけど、やろうとしていることは見ていてわかるので個人的に好感がもてる。