MonKishです。
今回は、長年愛用しているe-on sofuware社VUE(以下VUE)という景観作成ソフトについて紹介していきます。
元々私が使い始めたころは日本語版があったのですが、現在は英語、フランス語、ドイツ語のみ対応で日本語では使用できません。
※公式サイト
VUE: Overview (e-onsoftware.com)
エディションについて
最新版はサブスクリプションでの購入のみのようで、年間ライセンス、月間ライセンスの購入が可能です。
エディションは3つ用意されています。
CreatorSolution :
エクスポート、ネットワークレンダリングに制限があります。
VUEの他、PlantFactory(植物を作成するソフト)も付いてきます。
ProfessionalSolution :
ネットワークレンダリングに制限があります。VUEで作成した地形や植物などをエクスポートできます。
VUEの他、PlantFactory(植物を作成するソフト)も付いてきます。
EnterpriseSolution :
フル機能使えるエディションです。
VUEの他、PlantFactory(植物を作成するソフト)、PlantCatalog(植物モデル集)も付いてきます。
現在、私はCreatorSolutionを使用しています。
では、さっそく使い方を紹介していきます。
1.起動
VUEを起動すると、4面構成のレイアウト編集画面が表示されます。
2.大気の選択
画面上部のお天気マークのようなアイコンを右クリックすると大気の選択画面が表示されます。
時間帯や雲など、イメージにあったものを選択します。(後から変更も可能です)
プリセットにはカメラの設定や、太陽の位置も含まれるので「設定を変えて良い?」と確認ウインドウが表示されます。基本Yesで問題ありません。※確認ウインドウを表示させないことも設定で可能です。
ちなみに、同じアイコンを左クリックするとプリセットの選択ではなく、大気に関する設定画面が表示されます。
虹や雨などといった効果もここで設定できます。
今回は「CommingStorm」というプリセットを選択して進めていきます。
3.海面を配置する
画面左側に並ぶ水滴のようなアイコンをクリックするとレイアウトに海面が追加されます。
水の色や質感などはマテリアル設定で変更できます。
4.地形を配置する
画面左の山アイコンをクリックすると、レイアウトに地形が追加されます。
レイアウトに追加された地形をダブルクリックすると地形の編集もできます。
5.森を描く
画面上の木と筆のアイコンをクリックして機能を呼び出します。
下のAddItemボタンから、書き込む木を選択します。(複数指定できます)
また、木や草だけでなくオブジェクトや岩・石などもこの機能で書き込み可能です。
書き込むものを決めたら、レイアウトへ直接ペイントソフトのように木を書き込んでいきます。
6.オブジェクトを配置する
画面左の箱と矢印のアイコンをクリックするとオブジェクトの選択ができます。
かなりの数のオブジェクトが用意されているので重宝しています。
気に入ったものをチョイスして、レイアウトに配置します。
7.カメラを調整する
画面右のカメラコントロールで最終イメージの調整を行います。
8.レンダリングする
画面上の「RENDER」と書かれたアイコンを右クリックしてレンダリング設定を行います。
設定が終わったら、右下のRenderボタンでレンダリングを実行します。
レンダリングの状況は小さいウインドウに表示されているので完了まで待ちましょう。
最後に後加工のオプションが表示されるので必要に応じて設定します。(スクショ取り損ねました。)
そして完成したイメージはコチラ。
自分でモデリングしたオブジェクトを取り込んでイメージを仕上げる使い方も良いですが、思いついたイメージをプリセットかき集めて短時間で形にするといった使い方にも向いているのかなと思います。
全機能は説明しきれませんが、興味ある方はお試しあれ。
では、また。
ライオンヘッド(ライオンの頭)をモデリングしました。
Googleで画像検索したものを見ながら、Sculptrisで作成。
毛は雰囲気で描いてます。
ただただ、見ながらスカルプティングしたので、108万ポリゴンです。
機能や安定性は、ZBrush(又はZBrushCore)だと思いますが、すぐ起動してモデリング開始できるSculptrisは手放せないですね。。。
では、また。