- サイバーエージェント流 成長するしかけ/曽山 哲人
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著者のブログをチェックしていることもあり、前々から気になっていた本。
「人事=会社と現場のコミュニケーション・エンジン」を実現すべく、
行われてきた取り組みを会社の成長とともに振り返っていく。
成果主義など流行の制度を導入して失敗に終わった事もあったようだが、
現場の意見を取り入れつつ
新しい取り組みを積極的に行っていくのは凄いことだと思う。
いろいろな制度の紹介や参考になる事はあったが、
特に印象に残ったのは以下の2点。
1、他人の良いところを褒める行為を褒める仕組み
相手の良いところを認めて褒めることは色々なところで良いこととして推奨されているが、
他人を褒めるという行為を評価することが欠けているために掛け声だけに終わるか
実行されても定着しないのが常である。
社長自らが他人を褒める行為を毎月表彰するベストピ制度は、
会社の取り組みに対する姿勢が非常に分かりやすいメッセージとして伝わり
社内文化の定着手段として非常に秀逸だと思った。
2、2年ごとに役員が原則2名交代するCA8の導入
役員を安全な上がりのポジションにしない、秀逸な制度だと思う。
管理職に『成長し続けなければならない』『変わらなければならない』というメッセージ
を伝えるために、まずは役員からやろうという導入の経緯が特にすごい。
役職によって違いがあっても適用される原則は変わらない事が示されると、
制度に説得力が生まれるので社員の納得感・会社への信頼が高まるだろう。
正直、ちょっとチャラい会社のイメージがあったCA社ですが、
重要な物事については率先垂範で導入を行っていくなど
硬派な取り組みもしっかりやっていることが良く分かりました。
人事系に関心があれば、読んで損はないかと。

