ペットショップを営むK社長は、

人懐こい性格で、

誰にでも自然に声をかけます。

NさんがそのK社長と

昼食を共にした時の話です。

K社長が

「景気が回復しない時だからこそ

元気を出さなければね。

会社や家庭で二元挨拶をするといいよ」と

言ってきたのです。

私たちは同僚やお客様と接する際、

「おはようございます」

「いらっしゃいませ」と

挨拶を交わします。

こうした挨拶に

「お元気ですか」などと、

もう一言付け加える

「二元挨拶」を実行するよう、

K社長は心がけているというのです。

K社長の人懐こさ、

人情深さの秘訣を垣間見たNさんは、

まず家庭の中で

「二言挨拶」を始めてみようと決心しました。

挨拶に一言加えるだけで、

自分自身の気持ちが

清々しくなっていくことを感じたNさん。

職場での会話もスムーズに

なっていることを実感しました。

挨拶を交わすことは、

人として基本中の基本です。

今日から明るい心持ちで、

もう一言を添えて、

よりよい人間関係を築いていきましょう。

Aさんが家族四人で、

ラーメン店に行った時のことです。

食後、

席でくつろいでいた一家は、

話に夢中になりました。

そのため店が混雑してきたことに、

気づかずにいました。

店員がさりげなくAさんの脇に来て、

「いつもご来店ありがとうございます。

大変恐縮ですが、

お食事がお済みのご様子。

他のお客様に席を

お譲りいただけませんでしょうか」と、

落ち着いた笑顔でそっと伝えたのです。

その一言で混雑した店内の様子に

気づいたAさんたちは、

すぐに会計を済ませて退店したのでした。

客側にとって耳の痛い内容を、

十分に配慮をしながら伝えた対応に、

Aさんは感心しました。そして、

自分も職場や家庭の中で、

笑顔で清々しく接していこうと

心に留めたのでした。

Aさんは朝起きると、

まず鏡の前で笑顔をチェックします。

誰と接する時も笑顔で挨拶しようと、

その取り組みを続けています。

S氏は自社製品のプレゼンテーションのため、

出張先へ向かいました。

ところがその途中、

大雪のため乗車予定の

特急列車が運休となってしまいました。

代替バスに乗車した

S氏は移動中、

自社で待機中の同僚や展示会の

会場関係者に現状をメールで報告し、

遅延した場合の対処を相談しました。

メールでのやりとりを済ませたS氏は、

一段落ついた安心感と

自分のやれることはやったとの思いから、

うたた寝をしてしまいました。

しばらくして目が覚めたS氏。

おもむろに携帯電話を手に取ると、

留守番電話に来場予定の

お得意様からの問い合わせが数件あり、

ハッと我に返りました。

プレゼンの予定時刻が過ぎていたため、

バスから降車し、

電話対応を始めました。

対応は後手に回り、

自社の信用は形無しです。

お得意様や会場担当者に

不信感を与えてしまったことを、

S氏は深く反省しました。

不測の事態が生じた時は、

「誰に」

「何を」

「どのように」

を意識して情報を伝える必要があると、

S氏は痛感せずにはいられませんでした。

$鬼瓦権蔵の心の叫び 言葉遊び 道徳


ロボジー


矢口史靖監督といえば、

テーマの着眼点の面白さと、

笑いを取りながらも事実を曲げない、

ある意味、本物主義なオタッキーな作風で、

今や矢口ブランドを確立。

その新作は映画ファンとして楽しみのひとつだ。

今回は、

工業技術の最先端、

二足歩行ロボットが素材だ。

ロボット作り未経験の素人チームが、

ワンマン社長の号令で

開発に臨むというのだから大変だ。

まず、この無謀さが笑いを誘う。

困った挙句に、

展示会に出品するロボットに

人間を入れようってんだから、

これ以上の可笑しさはない。

と同時に、

バレないのか?

バレたらどうなる?

というスリリングさを孕む。

要するにこの映画は、

大筋を先にバラしたうえで話を進めるわけで、

見どころは次の2つということになる。

1つ目は、

中に入る人間が身体能力に勝る若者ではなく、

明日にもボケようかという老人だということ。

これは笑いだけでなく、

ロボットの古ぼけた外観とともに

ペーソスを醸し出す。

しかも人生経験豊かな爺さまは、

やっと再就職口を見つけた恩もどこ吹く風、

制御不能のロボットと化す。

今や日本中で話題のロボットと

なった73歳の鈴木さん、

心が離れぎみの家族や高齢者を

取り巻く社会に対して自己アピールすることで、

せめてもの老人の意地を見せる。

その人間臭さが時に哀れであり、

また、おちゃめで可愛くもある。

これはもうミーキー・カーチスこと

五十嵐信次郎のワンマンショーといっていい。

若手の中でも独特な色を持ち、

好きな役者でもある濱田岳と田畑智子だが、

今回ばかりは影が薄いのも仕方あるまい。

もう1つの見どころは、

いつバレるのかも含め、

どこに落としどころを持っていくのか、

この一点に尽きるだろう。

話の大筋は分かって観に行くのだから、

興味の殆どがラストの展開であり、

矢口監督の手腕が最も活かされるのもここだ。

もちろんラストの顛末は伏せておくが、

マジ?なロボット談議による誘い水といい、

いくつかの伏線といい、

これ以上の“オチ”はない。


$鬼瓦権蔵の心の叫び 言葉遊び 道徳


恋の罪


「冷たい熱帯魚」で強烈なインパクトを

受けてから観た園作品が「恋の罪」。

「愛のむき出し」

「ヒミズ」も観たが唯一大きなミスキャストだと

感じたのがこの作品の水野美紀。

水野美紀は無いだろう....。

全くエロを感じない。

園さんのキャスティングは

良いなぁと思ってたんですけどね。

冨樫真はガリガリのギスギスでかえって

痛々しくて年増のインテリ娼婦の迫力の

リアリティが有リ好感持てた。

ショッキングな性描写なんかも多々

あって面白かったけど、

神楽坂さんの前半のシーンが

長くて間延びしてたかな。

今回も序盤は引き込まれたが最後がエッ?

って終わり方。

終盤がちょっと雑なのかなぁ..

同じ円山町モノなら東電事件じゃなくて、

桐野夏生の「グロテスク」とか

ベースに撮ったらもっと

ドロドロしてて園さんにピッタリなんだけど。

園さんの作品は他人の

エログロ&バイオレンスを

覗き見するようなワクワク感が

あってつい観てしまう。

そして文句言うんだけど。

なにしろ劇場を一杯に

してしまうんだから大したものだ。