シンガーソングライターとして

活躍する井上陽水さんの

長女・依布サラサさんは、

平成十九年に歌手としてデビューしました。

彼女は事あるごとに、

父親から「

『絶対』って言っちゃだめだよ。

何があるかわからないんだから」と

諭されて育ちました。

社会人となり、

自分が「絶対」と

思った事柄がことごとく外れ、

父親の言葉が実感できるようになりました。

そのような経験を通して、

「やってみなければわからない」

「上手くいかなくても、きっと好転する」と

物事を捉えられるようになりました。

「絶対はない」との言葉が、

前向きにチャレンジするという

彼女のスタンスを築いたのです。

日常の中で、

「絶対に無理だ」などと、

最初から結果を決めつけて

しまうことはないでしょうか。

たとえ1%でも可能性がある限り、

諦めずに挑戦することが、

積極的な仕事への姿勢を培います。

未来を覗くことはできません。

私たちは日々、

予想や想像の範囲内で生きているに

過ぎないのです。

油断せず、悲観せず、

明るい心で仕事に取り組みましょう。

仕事ができない人には、

三つのタイプがあるといわれます。

1「コミュニケーション不足タイプ」。

気が利かない、

人の気持ちがわからないなど、

相手の考えや立場を察した行動ができない人です。

2「仕事に優先順位がつけられないタイプ」。

スケジュールが立てられず納期の管理ができないなど、

仕事の内容を把握し物事を

客観的に遂行できない人です。

3「成長するという意識が低いタイプ」。

今できることにしかチャレンジせず、

自ら学ぶチャンスを喪失している人です。

自分のスタイルだけを押し通していたのでは、

同じことの繰り返しであり、

成長は望めません。

仕事のできる人は、

前記三点の逆です。

自分はどのタイプなのかを客観的に見つめ、

改善していきましょう。

何事も気を高めるところから始まります。

仕事は物理的なものですが、

それを行なう人の精神性が行動を左右します。

朝起きをする、

清掃を継続する、

挨拶を励行するなどは、

すべて精神性を高めるための訓練なのです。

今春、

第八十四回全国選抜高校野球大会の開会式において、

宮城県石巻工業高校の

阿部翔人主将が選手宣誓役を引き当てました。

チームメイトと共に作った宣誓文は、

「答えのなき悲しみを受け入れることは、

苦しくて辛いこと」

「苦難を乗り越えることができれば、

その先に必ず大きな幸せが

待っていると信じています」など、

被災者への思いが込められたものでした。

阿部主将の宣誓は、

聴く物に大きな勇気と希望を抱かせるような、

十七歳とは思えない堂々としたものでした。

私たちは時として、

納得のいかない理不尽な

出来事に遭遇します。

聖人と仰がれた孔子でも、

苦難の連続だったといいます。

求道心があるがために、

様々な困難に見舞われる場合があるのです。

しかし避けられない苦難に出合った時には、

理屈抜きで

「よし!」と引き受けて前向きに取り組み、

自らを逞しく育てる糧としていきたいものです。

苦難を乗り越えてこそ、

明日への道が拓くと信じていきましょう。


$鬼瓦権蔵の心の叫び 言葉遊び 道徳


外事警察 その男に騙されるな


ドラマ版は未見なのだが、

骨太なサスペンスを

期待させる予告編に惹かれて鑑賞。

いやー、

期待を裏切らない

見事なサスペンス大作でしたよ!

フィクションとノンフィクションのキワキワをゆく設定、

緊迫感溢れる映像、

三転四転する物語展開……

こんなキレのあるサスペンス、

邦画じゃ滅多にお目にかかれない。

何より魅力的なのが、

なかなか本性を現さない登場人物たちだ。

まずは渡部篤郎演じる主人公!

優男に見えて実はヤクザも

裸足で逃げ出すほど狡猾な超危険人物。

ロロ・トマシさんの

ゲス野郎発言連発も納得のクズっぷりに戦慄。

国家の目論見に翻弄される一市民、

真木よう子も良い。

ギラつくような怒りと

娘への愛情が混在する眼差しが素晴らしかった。

その他、

尾野真千子も石橋凌もエンケンも

安民鉄(役者名知らない)も

田中ミン(変換できない)も

誰も彼も腹に一物抱えてて少しも油断なりません。

狸と狐がわんさか群れて

騙し合いの化かし合いでしてよ。

そこらじゅうにチミモウリョウが

バッコしておりましてよ。

石橋凌とNIS長官の最後の会話なんてなんかもう、

思考のスケールおかしいよ、

あんたら。

一方、

ある意味最も分かり易い

キャラが余貴美子演じる官房長官。

彼女のことなかれ主義っぷりは皮肉が利いてて笑えた。

まさに『対岸の火事』な対応だったが、

核攻撃なんて事態が本当に起こったら

対岸だろうが地球の裏側だろうが

タダじゃ済まないと思うけどね。

核の恐怖を誰よりも知るはずの我が国が、

新たな核の恐怖を生み出す

温床になり兼ねないという恐るべき事実。

あの非核三原則だってとうの

昔に反故にされてたくらいだから、

この物語が単なる作り話だと誰に断言できるのか。

残念だったのは終盤。

展開がやや大味になってしまったし、

ちょっとセンチメンタリズムに

走り過ぎてしまった感があるかな。

別にセンチな話が嫌いな訳じゃないのだけど、

それまでの物語の空気には少々そぐわなかったというか。

だがそれを越えてのラスト30秒は、

久々に背筋にゾゾッとくるサプライズだった。

確かに終盤の展開には何か違和感を感じてたが

まさかそんな! 

そこまでやるかアンタ!?

こ、こ、公安って怖ええぇ

邦画規格外の出来にして、

しかし日本でしか作れない、

腹にズシンとくる社会派エンタメ大作

オススメです!!
 比叡山飯室谷不動堂長寿院の住職・

酒井雄哉氏(八十五歳)は、

千日回峰行を二度成し遂げたことで知られます。

千日回峰行とは、

約七年間かけて比叡山中を千日間、

回峰巡拝する天台宗独自の修行法です。

七百日目には、

堂にこもり九日間の断食、

断水、

不眠という命がけの行が行なわれます。

歩く行程は延べ四万キロで、

地球一周分に相当します。

満行すると

「大行満大阿闇梨」という称号が与えられます。

戦後、

この行を成し遂げたのは十二人。

二度成した人は、四百年間で三人しかいないそうです。
 
この行を終えた酒井氏は、

「急に二千日歩いたのではなくて、

毎日毎日の積み重ねです」と語ります。

そして

「一日が一生と思って生きる」

ことを提唱します。

目標がなければ、

今日という日は何となく過ぎていきます。

朝目覚めたことに感謝できれば、

いつもとは違う一日がスタートするでしょう。

生きているのは今であり、

今日が一生と思い、

大切な一日を過ごしましょう。