夏場所13勝2敗、準優勝の成績で
関脇から大関に昇進した栃ノ心剛史関おめでとう!
今年に入り、
初場所優勝、トーナメント優勝、春場所の2桁勝利
とウオッチしてきて、
夏場所での大関取りはまず固いであろうと確信してました。
今場所、大横綱白鵬関を破って12連勝した時点では
これはもう全勝優勝で昇進に花を添えるだろうと
8割がた思っていました。
残念にも黒星となった2敗も
前に出て回しを取りに行く姿勢は貫くも
攻め急ぎ過ぎたことが敗因という印象でした。
審判部に大関推挙に遜色無しと確信させた
夏場所の栃ノ心関の取り組みのいくつかを思い出して
改めてサポーターとして喜びを噛み締めたいと思います。
初日、東前頭2 松鳳山戦
素早く動き回る松鳳山に両差しを許しながら
外四つ両まわしを取っての吊り寄りでの勝利。
6年前の大怪我、右膝の十字靭帯断裂は
自らの無理な吊りが原因でした。
そのシーンが記憶に焼きついているので
吊り技には条件反射でヒヤッとしますが、
復活を目指す猛稽古の過程で当時とは比較にならない
柔軟で強固な筋肉を作っているから
こんな豪快な技も可能なのでしょう。

栃ノ心○ 寄り切り ●松鳳山 (from NHK-G)
…右は一枚まわしだったが豪快に外四つで吊り寄り
中日、西関脇 逸ノ城戦
お互いパワー相撲、相四つの好敵手。
逸ノ城に先に上手を許すも出し投げで崩してから
もろ差しになり万全の体制で寄り切り。
225kgの重い相手に考えた戦術で勝利。
パワーに加えて冷静さも垣間見えた取り口でした。

栃ノ心○ 寄り切り ●逸ノ城 (from NHK-G)
…怪力同士の一番 両差しになる戦術が奏功してパワー相撲制す
12日目、西横綱 白鵬戦
TVの前で力の入る一番でした。
この時点1敗で追いかける白鵬関。
封印していたかち上げ、張りさし、または
躱し気味の立会いで勝ちにくるかなと思っていましたが、
立会い正面から受け止めがっぷり四つで胸を合わせました。
力比べの大相撲となった一番、
栃ノ心関は堂々と寄り切り勝利であっぱれ!
新しい大関候補との勝負に「俺を超えてみろ!」
と言わんばかりの白鵬関の意図が感じられた一番。
真っ向勝負で受けてくれた大横綱の矜持と度量にもあっぱれ!
この両人これからもエキサイティングな勝負してくれるでしょう。

栃ノ心○ 寄り切り ●白鵬 (from NHK-G)
… がっぷり四つの力比べで大横綱に勝利。
千秋楽 西前頭5 勢戦
勢関はかいな力は強いが小細工するタイプではないので
力相撲になっても左上手さえ取れれば
3連敗はないだろうと思っていました。
すでに大関はほぼ確実視されていましたが、
終盤戦連敗のネガティブな印象をふっとばす
自分の型での完勝は価千金でした。

栃ノ心○ 寄り切り ●勢 (from NHK-G)
…磐石な取り口で13勝目
大関推挙に余りある3場所合計37勝と力強い相撲内容
で千秋楽を終えた栃ノ心関の平成最後の夏場所でした。
さて、今場所は横綱稀勢の里関と東西大関が
休場で対戦できませんでしたが、新大関は
来る名古屋場所も間違いなく快進撃してくれることでしょう。
それにしても、関取では唯一腹筋の6ピースが
うっすら刻まれている印象の栃ノ心関の
シェイプはナイトのように美しい。
そしてあの右膝の大きなサポーターは
外す時がいずれ来るのでしょうか。
気が早いが、このままどっしりとした型の相撲で
白星を重ねられれば横綱も近いのではと期待が膨らみます。

敢闘賞・技能賞も受賞
そして、
かつてお互い力強く大きな相撲を取っていたライバル
伊勢ケ濱部屋の元大関 照ノ富士関、
夏場所一勝もできず幕下陥落となりましたが、
早く病気と怪我を治して
栃ノ心関復活を彷彿させる返り咲きを切に期待します。