今年は本格的な寒さが来ないまま啓蟄も過ぎ
寒の戻りも感ずることなく春分を迎えた印象で
もう弥生3月も終わりです。
東京では全国最速で14日にソメイヨシノ開花、
22日には満開の報道もありましたが、
世の中コロナ蔓延対策でお花見等
不要不急の行事催行自粛の要請に
季節の情緒を味わう機会も
街で遊ぶ自由も制限されて息苦しく新年度を
迎えることになりそうです。
近所の街路樹では、
河津桜は2月中旬に、大島桜は3月初めに
例年に比べても早々満開になりましたが…
大島桜五分咲き(2月中旬)
近くの公園にあるソメイヨシノは
東京の開花宣言が出た14日には芽吹きさえ見られず
春分には1~2輪の蕾のみでした。
一定期間の寒さが開花の必要条件のようですが
冬らしい厳寒の侯の無いままきっかけを
つかめない状況で春分も通り越し月末へ。
しかし、ここに来て折からの寒波で
少し冬に戻った体感だった翌日にやっと
5輪程の花が開き個人的な地域開花宣言。
3月25日 地元のソメイヨシノ(個人的標本木)の蕾
3月30日 地元のソメイヨシノ開花
ソメイヨシノの開花は春の訪れのシンボルの
もっともポピュラーなイベントだと思われ、
生活情報として利用されている気象庁の
生物季節観測のサイトをチェックしてみると
その開花日・満開日の定義は
開花…標本木で5~6輪以上の花が咲いた状態の初日
満開…標本木で80%以上の蕾が開いた状態の初日
になっています。
ところで、毎年の季節の移ろいの節目を実感する
身近な動植物の季節モニタリングですが、
このサイトで公表されている累年の観測対象は
合計65種ありました。
観測方法として
植物はのべ41種目で植物の開花・満開の他、
紅葉・黄葉・落葉・発芽といった項目があります。
動物はのべ24種目で初見と初鳴の2項目。
動物に注目して分類すると、
◆昆虫の初見の対象…アキアカネ、キアゲハ、ホタル
シオカラトンボ、モンシロチョウの5種
◆昆虫の初鳴の対象…エンマコオロギ及び
残りは全て蝉の初鳴きで
アブラゼミ、クマゼミ、ツクツクホウシ、クサゼミ※
ニイニイゼミ、ヒグラシ、ミンミンゼミ、ハルゼミ
の合計8種
(※クサゼミだけは現物を見た経験がありませんが、
沖縄本島以南に棲息する草むらにいる2cm程の小型の蝉のようです)
◆鳥の初見の対象…ツバメ、サシバ南下の2種
◆鳥の初鳴の対象…ウグイス、ヒバリ、モズ、カッコウの4種
◆両生類・爬虫類…トカゲ初見、トノサマガガエル初見、
ニホンアマガエルは初見と初鳴き。
ウグイスの初鳴きは「ホーホケキョ」と完璧に発声して
初めて初鳴きとして認定されるようです。
今年は3月初旬には「ケキョ・ケキョ・ケキョク…」みたいな
さえずりの練習を聴いたきがしますが、
つい昨日完璧なさえずりを連発していたので
個人的な地域初鳴宣言です。
こうした公表されている生物季節観測の項目に無い
謂わばプライベート観測で今年の春を告げるにあたり
気になる動物の初見が2種。
どちらかというと招かざるたぐいの生き物ですが…
1つはユスリカの集団蚊柱の初見。
個人的な観測では昨年より1ヶ月ほど早い3月3日、
ジョッギング中に遭遇。気持ちよく走っている時に
突然この蚊柱に突っ込む時の不快なこと(>_<)
もう1つは齧歯類ヌートリアの初見。
見た目愛らしく直接被害を被る訳ではありませんが
特定外来生物が毎年地元の水路に現れるのが
季節の風物詩になるのも不気味なものがあります。
こちらは昨年とほぼ同じ3月21日に遭遇。
3月3日 地元のヌートリア初見(子年の主役のねずみの仲間ですが…)
ということで、今後もプライベートの生物季節観測で
四季の移ろいの情緒を楽しみながら
近所の動植物の生態系の変化を
注視していきたいと思うのであります。



