昨日午前・午後と連続して西日本の
太平洋側で発生した地震の報道にふれ、
揺れを感じたわけではないけれど
少しいつもと違う緊張感を覚えました。
というのも、ちょうど地震メカニズム解説の本で
南海トラフ巨大地震のディテイルを学習し
発生の可能性がいつになくリアルに感じられたから。
その本は数日前図書館で借りて読み始めた
パーフェクト図解「地震と火山」
~地球・大地変動のしくみ~…というタイトル。
TV番組でもお見かけする京大の鎌田浩毅先生監修。
1テーマ1ページでイラスト解説がわかりやすく
地震学初心者にもさくさく読める内容です。
もともとは、
NHK Eテレの高校講座地学の授業を視聴して
もう少し深堀りして学びたいなと思ったのが
この本に辿り着いたきっかけ。
「地震と火山」(鎌田浩毅 監修)
話を戻し昨日の地震ですが、
震源は南海トラフ大地震想定震源域内の
離れた2地点…
和歌山沖(紀伊水道)と宮崎沖(日向灘)
それぞれマグニチュードは、3.7と5.4との事。
「地震と火山」によると、
ユーラシアプレート下にフィリピン海プレートが
沈み込む南海トラフ北側が震源域となる
東海・東南海・南海の大地震は、
過去約90年~150年程のサイクルで発生。
1605年慶長、1707年宝永、1854年安政、
1944年昭和南海(震源:熊野灘尾鷲沖)、
1946年昭和東南海(震源:潮岬南方沖)と
この400年ほどに発生した西日本太平洋側での
プレート境界型の大地震は
その後73年間発生しておらず、
東海(駿河湾沖)に限れば165年間
発生していないことになります。
2月末の政府地震調査研究本部の長期評価では、
最大マグニチュード9.1が予想される
南海トラフ巨大地震について
20年以内の発生確率を50%程度→50~60%と引き上げ、
30年以内の発生確率は70%~80%に据え置きとの事。
ところで先日、NHK「サイエンスZERO」で
大地震の予測研究の最前線
予兆を捉える「スロースリップ」のモニタリング
について解説していました。
大陸プレートに海側プレートが沈み込み、
エネルギーが蓄積し続けている大陸プレート側の固着域が
歪みに耐えられず反発して大地震につながるわけですが、
スロースリップは、
固着域より内陸側にある別エリアでゆっくり
微弱にズレ動く振動で体に感じない程度の現象のこと。
GPS衛星と海底設置のGPSを駆使して
国内1300あまりの観測ポイントでスロースリップ
の動きを監視、その発生サイクルに注目して
大地震を予測する研究とのことでした。
地震警戒情報の精度アップが期待されます。
しかしながら、こうして机上で知識を得て
大地震の可能性をそれなりに認知していても、
心理学視点で人間が陥りやすいと指摘される
「自分は大丈夫だろう」「ここは大丈夫だろう」
…といった「正常性バイアス」にどっぷり陥り、
災害発生時の非常持ち出し品整理や備蓄充実も
なかなか進まないままの現実とのジレンマ(^-^;
を体現しています。
ただ地学(地球科学)の学習そのものには
本当に興味深くいつもわくわくします。
高校の時ぼぅ~としてしっかり勉強しなかった分
取り戻そうという思いも強く…生涯学習( ・∀・) イイネ!
