とうとう確認…夜行生物の正体 | クローリングモンキーのたわごと

クローリングモンキーのたわごと

諸行無常なれど素敵なことが
溢れたるこの広い世界。
日々の由無しごとを
普遍的な好奇心をもって
徒然なるままにつぶやきます。

夜10時、11時、1時…数回にわたり
獣が胡桃をカリカリかじる音に
目が覚めてしまいます。

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たくさんなったクルミの実…緑色ですが中は堅いです。


秋になると、たくさんの胡桃が地面に落ちています。
1年前、ここにテントを張った夜に
胡桃をかじる獣が出没したのも秋でした。
数年前、テントに体を寄せてきた獣がいて
「ンゴ…」 と鳴いたのも秋でした。

獣たちはそろそろ冬籠りに向け、
旺盛な食欲を満たす時期がスタートしているのでしょう。

ここは北海道で羆(ヒグマ)はいないものの、

北海道三毛別の羆害の実話
小説「羆嵐」(吉村昭氏著)の読後でもあり、

同じ事件の
被害者インタビュー等調査に基づくドキュメント
「慟哭の谷」(木村盛武氏著)熟読中でもあり、

胡桃が大好きという熊の出現か…と
眠気も覚め緊張がはしります。

折から、
たくさん呑んだワインの不要成分を排泄したくなる
生理現象も我慢できず、

ほんの数メートル先で聞こえる捕食行動の正体
を確かめるべく思い切ってテントの外にでます。

暗闇をLEDペンライトで照らしたが、
何も現れず…
でもまだ、カリカリする音だけが聞こえます。

ヘッドライトも点灯し、
音の鳴る方向を照らした瞬間
出た!! 浮かび出た獣は…

体長は、70cmくらいでしょうか…いのししです。

目が光らないのが以外でしたが、
光をあててもまだカリカリ食べ続けています。

30秒くらい食事を観察していたら、やっとこちらを認識したようで、
「ブヒ!!」(じゃまするな!!…)たぶんそんな感じの捨て台詞
をはいてゆっくりと森の暗闇に消えてゆきました。

どうどうと落ち着いた態度でした。
熊と同様、いのししも目はそう良くないが、
臭覚は人の何千倍らしいので…

ぼくらがここに居ることは認知した上で、
自分のテリトリーの食事場に来ただけなのでしょう。

熊ほどの知能を持たず、自分から人を避ける
行動をしないのがイノシシなのかな…と思いつつ、

たまに「イノシシがおばあちゃんに体当たり…」
のような事件報道があるように、

イノシシでも刺激をすると猪突猛進、
人に向かって攻撃する可能性もありますから、
今後はなるたけ夜食の邪魔をしないようにします。

しかし、今回正体を確認でき、
熊ではなかったことには本当に安堵しました。

そして、
秋になるとテント場で増殖する生物…ザトウムシです。
8本の足の中で長いほうの前足2本で
座頭市が杖で歩く先を探すような動きをすることから
名がついたようですが、
この異様に足の長い節足動物…
3億年も進化せず原型のまま
生き残っている生物らしいです。

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テントにはたくさんのザトウムシ

翌日、テントを片付け、穏やかなコンデイションのなか
葛尾崎、海津大崎をパドリングして
知内浜キャンプ場に戻ります。

この日は土曜日で、キャンプ場に上陸すると
まだまだ沢山のキャンパーが居るんだな
と感心するくらい初秋のアウトドアを楽しんでいます。

大きいテントがたくさん設営され、浜辺で
たくさんの人たちが焼き肉をつついていました。