最後の忠臣蔵 | 共和ゴム代表取締役・寺阪のブログ

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常に前向きに、チャレンジ精神をもって中小企業の経営しております。
大の歴史好きで「経営は歴史から学ぶ」をモットーに4つの会社経営に活かしております。

経営、歴史、政治経済、サッカーなどの事をブログに書いております。

昨日は午後から次男と一緒に家で遅めの昼食を食べてから、水春の松井山手店に行き、親子2人でゆっくりと2時間もお風呂に入ってました。


お風呂に入ってから、次男を京都駅まで送っていき、

京都駅近くの交番がお気に入りのお蕎麦屋さんでお蕎麦を食べました。


僕は運転だったのでお酒は飲んでませんが、次男はビールを飲んでから日本酒飲み比べを頼んで満喫してました。


次男は今日から仕事なので電車で滋賀まで帰るので京都駅で別れました。


京都駅から帰宅後、

ずっと観たかった「最後の忠臣蔵」をAmazonプライムで観ました。



半年ほど前は、まだ試聴の400円も掛かってましたが、昨日は299円まで下がってました。




役所広司演じる瀬尾孫左衛門が主人公で、

佐藤浩市演じる寺坂吉右衛門が準主人公です。


瀬尾孫左衛門は知りませんでしたが、

寺坂吉右衛門は、僕と同じ寺阪です。


元々は「寺阪」という名前は全て「寺坂」でした。

確か明治以降に「阪」という漢字が出来て、大坂も大阪のなり、うちの祖先もその時に寺坂から寺阪に改名したそうです。


実際に岡山県津山市の上横野(かみよこの)地区が寺坂発祥の地と言われており、本家に行くと、そこそこ大きい山の斜面全部がお墓となっており、山の斜面上の方に有る古いお墓に行くと「寺坂」となってます。


(山の斜面が全てお墓って、かなりオカルトで神秘的です!)


よって寺坂吉右衛門も、辿っていけば遠い先祖となるのかなぁと思います。


話は映画に戻しますが、

「寺坂吉右衛門」を知ったのは歴史に興味を持ち出した小学4年生でした…


あの有名な赤穂浪士の吉良邸討ち入りの前夜に、女と逃げたことで有名でした…


広辞苑にもちゃんと寺坂吉右衛門は載っており、やはりそう記されてました…


あの討ち入り前に女と逃亡って…

武士の風上にも置けぬ奴だと思い、正直ずっと寺坂吉右衛門という存在が大嫌いでした。


だから僕自身、歴史大好き人間なのですが、どうも後ろめたい気持ちもあり忠臣蔵の話題だけはずっと避けてました…笑


しかし近年の資料や研究などで、大内蔵之介からの命令で、赤穂浪士の討ち入りまでの様子を後世にちゃんと伝えること、赤穂浪士の遺族達を訪問して最期の様子を伝えること、などの役目を務めるためだったと言われております。


この「最後の忠臣蔵」は、その寺坂吉右衛門と、もう1人の逃亡者である瀬尾孫左衛門に焦点を当てた映画です。


広辞苑では討ち入り前夜に女と逃げたと記されてましたし、忠臣蔵のドラマなどでもそう描かれることが多かったですが、今回の「最後の忠臣蔵」では寺坂吉右衛門は討ち入りにもちゃんと参加して活躍しており、その後大内蔵之介の命で逃亡したとなってました。


そして瀬尾孫左衛門は大内蔵之介の隠し子である女の子を連れて逃亡し、苦難を経てその女の子を立派の育てあげるというストーリーでした。


今から思うと、


当時の武士の精神・性格上、恥は死以上の屈辱なので、命恋しくて逃亡し一生涯ずっと生き恥を晒すことを選択することはなかったので、恐らく寺坂吉右衛門も瀬尾孫左衛門も何かの密命を帯びた上での逃亡だったのだろうと思っております。


少し「寺阪(寺坂)」という名前が好きになりました。


本当は家族全員で観たかったのですが、全員全く興味が無いということで、ずっと一緒には観てくれなかったので、そういう意味でも昨晩は久々に自宅で1人だけだったのでとても良かったです。


こうなると広辞苑の記載をちゃんと修正して欲しいですね…