本日は毎年恒例の「4年生による進路発表会」。
進学先合格・就職内定を得た4年生が個々の頑張りを後輩たちのために発表するのだ。
<進学先決定者>
(1)自分が行くのはどんな学校か
(2)進学を選んだきっかけや将来との関連
(3)入試の内容
(4)学費はどれくらいかかるか
(5)進学に向けて心がけたこと
(6)後輩へのアドバイス
<就職内定者>
(1)自分が行くのはどんな会社か
(2)就職のためにどんなことを心掛けたか
(3)いつ頃から就職活動を始めたのか
(4)どのように応募する企業を決めていったか
(5)就活で大変だったこと
(6)後輩へのアドバイス
1・2年生の時は、「学校の過ごし方」のようなテーマのお話を全体向けに話す場で会う程度ゆえに、この時点で個別な事情等は全くわからない。3年生の秋から冬にかけて個別面談を実施する。この時、個々の事情を把握し、衝撃を受け、それぞれの進路決定に向けての「5つの約束」を交わす。これを4年生になり、再会した時にどれだけ実行してくれているか。これには、先生達のサポートが重要。でも、先生達は本当に忙しい。先生達の働き方改革というよりは、業務見直しが必須。この「5つの約束」をなんとか定着させたい!!!
4年生になり、進路を具体化していき、夏にはオープンキャンパスと会社見学。そのための対策。そして、面接練習…自身の内面に向き合うことになるので辛い日々。秋以降に進学・就職は決まっていく。が、これまたドラマチック。
そして、4年生のこの時期に進路発表会。4年間を通して一人当たり10時間も接していない。そんな時間もない・与えられない。が、そのことに文句を言うのではなく、その限られた時間内で何をするか・何を伝えるか。「密度」を工夫するしかない。そこをもっと生徒さんには理解して欲しいところではあるが、若いゆえになかなか難しい。私も鍛えられるわけです。
そういった経緯を経ての進路発表会。毎回、生徒さんはツンデレで、自分の頑張ったこと・苦しかったことを話さない。ふわっと進路が決まったかのような発表っぷり。それが、ここの生徒さんの特長ひとつでもある。かわいい。
不登校経験を乗り越え、自身の体のこと、家族の事情等いろんなことを抱えながら、本当によく頑張ったと思う。そこについては、リスペクト。そりゃあ、遅刻するよ。休んじゃうよ。勉強についていけないよ。情緒不安定にもなるよ。バイトできないよ・・・
そこを理解した上での子ども家庭庁であってほしい。子供たちの支援であってほしい。
4年生のみなさん、4年間頑張りました。進路決定、おめでとう(^^)/