今年度の定時制高校生は思ったより、内定を得ている。
が、手放しで喜べない。
1社めで内定を得てしまうと、就職後の離職率が高くなるからだ。
ありがたみを感じられないせいか、ちょっとつらいことが起きる
とすぐに辞めてしまうという傾向が出てしまうのだ。
まだ他にも会社はある!そう思ってしまうのかもしれない。
「つらい、苦しい」といったことの捉え方が世の中的にも
デリケートになっている。つらいことはやらなくてもよい、
やらせてはいけない、訴える!訴えられる!…そんな風潮だ。
ある程度の忍耐力は必要だと思う。何に対して耐えるのかが
重要。そこはマニュアル的に、白黒つけて教えることは
できない。耐える中で何を見出すかを考えながら、耐えないと
単なる苦痛でしかない。
目標やどうなりたいという事が明確であれば、その意味を見出し、
耐えられたりする。なぜ働くのか。将来どうなりたいのか。
そういったことがないと、寝る時間の次に多くを占める「働く」
時間は耐えがたいものになるだろう。
先輩や上司のお小言をありがたい指摘と受け取ることはできず、
いじめだ・嫌がらせだとしか思えなくなるだろう。
でも、まずよく考えて欲しい。支え合って、支えられて、
世の中なりたっている。社会人になった自分は何をしたら
よいのか。すごいことをする必要はない。当たり前に
何らかの仕事をまずこなすことだ。働くことはなんらかの
社会貢献になるのだ。継続することだ!
内定おめでとう。
採用してくれた企業に対して、まずは感謝の気持ちを感じ、
少しでも貢献できるよう今からできることをしておいて欲しい。
最低でも3年、せめて5年…定時制の生徒達にはそのご縁のあった
企業で実績を積んで欲しい。