ハイ!Petitぷてぃの福善です。
今頃の私の着物色合わせは、
大変明るくなってまいりました。
先日の着物色合わせは、このような感じ。
着物は柳橋芸者だった従兄弟大叔母のものです。
よろけ縞の何でもない普段着です。
これが、ここ10年袖を通すことができませんでした。
なぜならば、白髪にしたからです。
素鼠色(すねずいろ)が私に似合わなくなったのです。
それこそ、40代の頃は、
真っ黒なベリィーショートヘアで、
この長着に黒の帯・黒の羽織で、
その様子は、まるで法事帰りの様であっても、
「その若さで、この地味な着物が似合うという事は、
着物がお似合いになる証拠です」と、
呉服店の方に言われたほどでした。
ここ10年ほど敬遠してしたこの長着。
ところが。。。ちょっとどうなの
縮緬の明るい雰囲気の辻が花。
落款は大脇一心作、名古屋帯を手に入れました。
鴇色(ときいろ)と薄浅葱色(うすあさぎいろ)の帯。
これがまた、大変軽くて締めやすい。
長着と合わせてみますと、あら不思議
よろけ縞の白が冴え冴えとし、
フワッと明るい雰囲気になったのでした。
日頃、半襟は白の塩瀬しか使いませんが、
帯の一色にぴったり合った縮緬の端切れがあったので、
襟元だけに細く入れる、重ね衿を作ってみました。
すると、ぱっと顔色が明るくなったのです。
撫子色(なでしこいろ)の帯揚げ、赤ポチ付きの帯締めで、
大変軽やかで、シックな雰囲気になったのでした。
年を重ね、白髪にすると、
想いもしなかった色目が似合うようになります。
お洋服も着物も、私の年齢になりますと、
何でも、大丈夫になるものです。
大変、面白いものだと感じました。
私の命ある限り
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