一日遅れの記録になります。

昨日(7月21日(日))の観察で、一番新しく生まれたカルガモ雛ちゃんのお母さんについて、意外な真相に辿り着いた気がしています。
(記事の最後に、写真や動画で検証しました)

(追記:リンクすべき記事に間違いがありましたので、文章を少し訂正し、追加で6月15日の記事をリンクいたしました。2024年7月23日8時30分)


まず、いつもの情景です。

↓6時02分、一昨日の夜から降り始めた強い雨が、昨日の早朝まで残っていたので、雨上がりのどんより空からスタートしました。
この後、どんどんお天気は回復していきました晴れ

↓留鳥オオバンさんの、見返り美人風ショット📸(男の子だったらごめんなさいね)

↓留鳥キンクロちゃんは、片足立ちでカイカイカイカイ☆
↓そして、真正面パタパタ☆
↓左の翼がうまく羽ばたけないのに、水面がこれだけチリチリになるほどの風圧があります拍手
キンクロちゃんの力強い羽ばたき、カッコイイよ!



《川のカルガモ雛ちゃんの様子》

①7月19日生まれ、一休ちゃん兄弟3羽、生後3日目
↓1羽、ぴゅ~~っと走ったちっちゃい雛ちゃん
↓ママたちの所に駆けていきました。“あんよキック”が、とっても可愛いですハート(兄弟みんなのあんよが水中に見えています)
↓ママの近くにいると安心ね(*^-^*)


②6月30日生まれ、ミオちゃん兄弟8羽、生後22日目

↓ママのそばに7羽は集まっていますが、もう1羽はママの視線の先……
↓向こう岸で壁苔をつついていました。この8羽をまとめるミオちゃんママ、いつもお疲れさまです🙇‍♀️
↓ママのそばの子、立ち上がって“ぱたぱた”した瞬間です。短いおてて、水中に踏ん張っているあんよ、そして“ぱたぱた”でほんの少し飛び散った雫が水面に作る小~さい輪っかが、もう可愛くて可愛くて❣️


③6月26日生まれ、ナナちゃん兄弟4羽、生後26日目
↓気の強いママにしっかり守られています。
↓背中の様子です。大人模様はまだ見えないかなぁ?


④6月12日生まれ、水無月ダースちゃん兄弟6羽、生後40日目
↓クチバシの黄色い子が、ママを見失っておろおろしていました。
↓何度も何度も呼び鳴きします。
結構な大声でした。
↓↓↓(動画、12秒)

↓ママが駆けつけて来てくれました。もう鳴きません。良かったね~🥰
↓兄弟たちもぞろぞろやって来て、全員揃いました。


⑤5月29日生まれ、福ちゃん兄弟5羽、生後54日目

↓往路で会った時は、整然と泳いでいました。ママが先頭です。

↓復路で再会した時は、ふかふかの草の斜面で休憩中でした。手前で警戒の目を向けてきているのが、福ママです。
以下、5羽の背中の様子です。



みんな、綺麗な羽根に覆われてきました😊 翼鏡も綺麗です。


⑥5月27日生まれ、ニーナちゃん兄弟2羽、生後56日目
若カモ:ひとりっ子の小石ちゃん(5月14日生まれ、生後69日目)
↓まるで3兄弟のような団結ぶりです。一番奥が小石ちゃんです。
↓ニーナちゃん兄弟です。小柄な子は、後輩の福ちゃんよりも翼が短め?……かな?



番外編:若カモのいつみちゃん(5月3日生まれ、生後80日目)

いつみちゃんは、もう個別行動をしています。
時々この川に里帰りして、こうしてごはんを食べたりします。
↓たるんだロープが気になって、しきりにつついている子がいました。
上の写真の左に写っている子の動画です。
↓↓↓(動画、11秒)

↓こちらの子も熱心です。

↓↓↓(動画、10秒)



《親水公園のベロちゃん&ナナコちゃん兄弟2羽(7月5日生まれ、生後17日目)》

↓この日も上陸していました。
↓親子でまったり☆ のどかな時間が流れていました。



《一休ちゃんママの真相(仮説)》

この日、向こう岸の一休ちゃん親子を遠くから見ていたら、ママがしきりに後退りをしていたので驚きました。
一瞬後ろに下がる程度の後退りなら、他のカモさんでもたまに見かけますが、この一休ママの後退りは長くて、しかも何度も繰り返していました。

すぐに思い浮かべたのは、小石ちゃんが幼かった頃の、小石ママの後退りでした。
似てるなぁ……と思って、ここまで似ることがあるかなぁ……と思った時、突拍子もない仮説を思いつきました。

この一休ママは、小石ママだったりするのかな???

ここでさらに思い出したのは、小石ちゃんは早々にママが居なくなって、ひとりぼっちになっていることでした。

小石ママは、次にリンクした記事(6月半ばの熊本帰省の前日)までは小石ちゃんと一緒にいました。しかも、この少し前からお父さんらしき男子カモが同行していました。

そして、帰省から戻った6月末には、小石ちゃんは単独行動になっていました。

もしも、もしも、小石ママが、この記事から間もない時期(6月半ば)に新しく卵を産むために小石ちゃんから離れて巣作りをしたと仮定すると、卵を産んでからの抱卵期間は約4週間ですから、7月19日(一休ちゃんの誕生日)に卵が孵るのは計算がピッタリ合います。

でも、5月14日に生まれた小石ちゃんの子育て中に、まだ生後1ヶ月の我が子を放置してまで、次の卵を産むものなのか、という謎はありますが。

ただ、1シーズンに2度卵を産むことは、野鳥さんにはあることなのだそうです。
次の産卵までの間隔が短すぎる点を除けば、この仮説は無謀なものではなさそうです。

リンク記事の動画を見返すと、この時の小石ママが、近づきすぎる我が子をつつく様子は、7月19日に見せていた一休ママの行動とそっくりです。

以上、行動パターンからの考察でした。


次に、ママの見た目の特徴を比較してみます。

↓この日(7月21日)の一休ちゃんと、一休ママ

↓7月19日の一休ちゃんと、一休ママ

↓6月10日の小石ちゃんと、小石ママ

ママの後頭部……縦に走る茶色いラインが途中で切れかけているところが、ほとんど同じに見えます。

ちなみに、他の大人カモさんの後頭部の茶色いラインは、大多数のカモさんが切れることなく繋がっています。
(例外として、もっとハッキリ断裂している福ママ=去年のむつみママがいます)

……という訳で、

1、珍しい後退り行動
2、後頭部の特徴
3、小石ママの育児放棄開始時期と一休ちゃん誕生までの期間が、抱卵期間に矛盾しない

……以上3点の根拠から、一休ママは小石ママだという仮説が、ありえなくはないと思っています。


今朝、短いですが、一休ママの後退り動画が撮れました。
↓↓↓(7月22日撮影、11秒)

連続写真も撮ってみました。

波紋の様子で、後退りがお分かりいただけると思います🙇‍♀️


一休ママが、今度は一休ちゃんが大人になるまでそばにいてくれたらいいな~。