246号と道玄坂との交差点手前でタクシーを降り、歩いて
道玄坂のホテル街に向かった。
まだ時間が早いこともあり、選べる程にどのホテルも空いていた。
外観が新しいホテルを選び、部屋に入る。
私がシャワーを浴びようとすると、女性はそれを遮って正面から私に
抱きつき、行為を要求した。
前回はアルコールのせいで記憶が歪んでいたが、今回は、明確な
深い記憶として残った。
妖艶な女性は濃厚な行為を求め、私はそれに応え、女性は悦んだ。
改めて女性の大きな胸や長い足などをながめることで、そのスタイル
の良さに性的興奮が掻き立てられ、自分でも驚くほどに何度も繰り返
し女性を求め、女性は悦んだ。
私と女性との性的な相性は、かなり良かった。
この女性と繰り返すうちに、私は生まれて以来、2回目の性の目覚めを
感じることになる。
年齢的な要因もあるのかもしれないが、これまで標準以下であった性欲
は明らかに高まり、女性を直接的な性の対象として明確に認識する様に
なった。
この夜のことがきっかけで、私は女性のことを多く考える様になったが、
あくまでも性的な対象以上には気持が大きくならない様、感情のコントロ
ールを心掛けた。