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出張からだケア「楽体屋(らくだや)」

楽体屋(らくだや)は、【楽な体】 をつくるプロです。
あなたの 「楽に生きるための」 体づくり全般をサポートいたします。神奈川県平塚市。

「解剖」 と言いつつ、いつも骨と筋肉の話ばかりに偏っていますが、
たまには体の中 (内臓) のお話も。
 
整体やマッサージに行かれたとき、
スポーツクラブやヨガ教室などでも、
よく 「水分補給してくださいね」 と言われると思いますが、
この言葉に疑問を持ったことはありませんか?
 
なんで水分補給しろって毎回言うんだろう?
水分補給ってなにを飲めばいいんだろう?
どのくらい飲めばいいんだろう?  ・・・etc
 
今回はそんな疑問をひとつずつ解決していきましょう。
 
1、なんのために (水分補給の目的)
「水分補給」 の言葉通り、体から出て行った水分を補給するため です。
 
人間の体の約 60%は水分でできています。
体の中の水は、血中に栄養分を運んだり、老廃物を回収して排出するとともに、
体温調節の役目も果たしています。
 
ですので、体内の水分量は一定に保たれている必要があります。
 
そのため、汗や尿として排出された水分を
不足しないよう外から補給しなければなりません。
 
2、なにを (水分補給に適した飲み物)
だいたい想像がつくと思いますが、一番いいのは水 です。

水の中でも軟水(比較的ミネラル分の少ない水)が日本人の体には適しています。
これは、日本の水はほとんどが軟水なので日本人の体になじみやすいということ、
そして、ミネラル(カルシウム、マグネシウム)の多い硬水は
吸収が悪いので水分補給には適さないということがその理由です。
 
また、腸で吸収しやすい水の温度としては、5~15℃以上がいいでしょう。
冷たい水は胃腸の働きを悪くしたり、ときに下痢を招いたりします。
「水分補給は常温の水で」 と言われるのはこのためです。
 
3、NG飲料 (水分補給に適さない飲み物
アルコール・・・脱水を促すため痙攣や脚のつりを引き起こしたりします。
また、アルコールは炎症を促進することも知られています。
(病気やケガなどをしているときにアルコールを禁止されるのはこのためです。)
カフェインを含むもの・・・代謝を下げ、疲労回復を遅らせます。
糖分の多いもの・・・浸透圧の作用により、ますます喉が渇きます。
 
※これはあくまで水分補給を目的とする場合の話ですので、
 嗜好品として飲むか飲まないかはご自身で判断されてください。
 
4、どのくらい (水分補給の量)
成人の膀胱の容量は 500mlほどありますが、
通常は 250〜300mlほどで尿意をもよおすといわれています。
 
なので、これ以上の量を一度に摂取してもすぐに尿として出てしまうため、
水分補給の役割を果たしません。
 
コップ一杯の水」 が適量なのです。
 
5、いつ (水分補給のタイミング)
基本的には 体内の水分が失われた(失われる)とき に摂取します。
 
・朝起きてすぐ、寝る前(睡眠中は脱水状態にあるため)
・お風呂や運動の前後(同上)
・それ以外は汗をかいたりおしっこをしたときなど
 
マッサージなどをしたあとは、老廃物が出やすい状態となっているので、
こまめに(1時間に一回ぐらい)水分補給をして代謝を促しましょう。
 
また、運動中は通常時よりも汗をかくため、
20~30分に一度ぐらいの頻度でこまめに摂取しましょう。
 
たくさん汗をかくとき(かいたとき)は、塩分や糖分も失われるので、
スポーツ飲料を飲むのもいいですが、
逆に糖分などをとりすぎる危険があるので(おいしいかどうは別として)
水を入れて 2倍ぐらいに薄めるといいでしょう。
 
 
以上、正しい水分補給のしかたについて、
解剖の観点からお話いたしました。
 
冬でも体内の水分は失われています。
喉が渇かなくてもこまめにお水を飲むことをお勧めします。
ではさっそく始めていきましょう。
 
 
前回と同じように対象者にうつ伏せになってもらい、
ゆっくりと左脚を上げていってもらうのですが、
そのとき、横にいる介助者が(右手は対象者の腰部に)
左手で大腿部をポンポンと軽くたたくなどして対象者に意識してもらいながら、
まずここ(大腿部)に力を入れて脚を上げていくようにと指示をします。
 
次に臀部をポンポンと叩いて意識してもらい、
「じゃあ次はお尻に力入れて」 と。

さらに腰部をポンポンとして 「次は腰」 という風に、
力を入れる順番を教えてあげるのです。
(このとき対象者は、指示に従って力を入れるポイントを変えながら
徐々に脚を上げていくということです。)
 
すると対象者はそれを体で覚えることができます。
一度か二度そのようにして力を入れる順番を覚えてもらったら、
もう一度前回のテストをしてみてください。
 
おそらく最初のときとは力の入る順番が変わってきていると思います。
このような訓練をすることで、体は今までの間違った体の使い方を
正しい使い方に修正することができるようになります。
 
体って意外と賢い というか、
順応性があるんですねビックリマーク
ちょっと間があいてしまいましたが、今度は腰痛のお話をしたいと思います。
 
みなさんご存知のように、筋肉というのは全身でつながっています。
脚を動かすときに使っている筋肉は、脚の筋肉だけではないということです。
 
そのことがよくわかる例として、
対象者にうつ伏せになってもらい、片方の脚を上げてもらうと、
背中の筋肉まで動くのがわかります。
(見た目でわからなくても触っているとよくわかります。)
うつ伏せで首だけを上げた場合も、
腰の方の筋肉まで動くのがわかります。
 
それでは、今度は介助者が横に座って(対象者はうつ伏せ)
右手を対象者の腰、左手を大腿部におきます。
 
そのまま対象者にゆっくり左脚をあげてもらい、
このときに介助者は、
腰部と大腿部のどちらの筋肉が先に緊張するかを観察します。
 
 
このような脚の動作の場合、
本来は大腿部 → 臀部 → 腰部の順に力が入っていくのが正しい体の使い方です。
 
かなり多いパターンですが、腰部に先に力が入ってしまう人は、
ふだんから腰の筋肉が優位になりすぎている可能性があるので
(腰の筋肉ばかりを偏って使っているということ)
慢性的に腰痛になりやすいのです。
 
ですが、心配はいりません。
体の使い方というのは、とても簡単な訓練で修正することができます。
 
次回はその修正方法についてお話します。