フロリダ便り -2ページ目

ふたり育児

フロリダ便り


少し前に一新した育児生活。

レベル1をクリアしたわけじゃないけど、レベル2に突入って感じでしょうか。


生後3ヶ月児と22ヶ月児。

ひとりはお人形さんと子猫の間のようなフニフニ完全赤子。もうひとりはかなり人間化してきたものの実際はまだまだベビー。


このふたりと1日中正面から向き合ってると、

正直言って。。。

えっと、かなり正直に言わせてもらいますが。。。


「疲れます!!」


アラフォーで体力が落ちてるからとかじゃなく、たとえ私が20代だったとしても疲れるよ、これは。


まずふたりとも要求垂れ流しだから。


ひとりは

ンギャー(お腹すいたー)

ンギャー(おむつ気持ち悪いー)

ンギャー(眠いー)

ンギャー(抱っこー!)

ンギャー(抱っこして、立って、動かなきゃヤダー!)

ンギャー(なんだかわからないけど気に入らないー)

って高速サイクルで次々と投げかけてきます。


もうひとりは

「マンマ」

「マミー、あそぼ♪ここに座って!見てて!見てて!」

「クッキーちょうだい!」

「ビデオみるー♪」

「クッキーもっと!」

「ノー、ノー。しまじろうじゃなくてアンパンマン!」

「あ~~ん、転んだ~~(泣)」


つたない言葉で伝えてくれるからわかりやすいけど、言葉で言われてる分、無視するわけにもいかず。ていうかたまにはやむを得ず(ごくたまに意図的に)聞こえないふりするけどね。そうすると数百倍にもなって返ってくるので自分がイタイ目にあいます。


これがノンストップ同時進行。


ハクが生まれる前に読んだ育児本で、「ふたり同時に要求してきた時は上の子を優先してあげましょう」なんて読んだのよね。最初はいちいち考えて今何をすべきか迷っていたけど、そんな理論は現場では現実的じゃないって事に気が付いた。


だって。

今しなきゃいけないこと、できることから片付けていかないと、どんどん生活が荒れてくるから。


毎回考えて優先順位を決めてると、私が疲れて効率が落ちる

→私のストレスがたまる

→結果子供達に良くない、のではないかと。


どらみに至っては最近知恵が付いて、私がどうしようか考えてると更にグレードアップしてぐずる。いわゆる赤ちゃん返りのようなことをするので、状況がさらに悪化してしまうわけです。なのでどらみに「ん?」と考える隙を与えないように私が動き回るようにしてます。


それでも日に一度はふたり同時に泣き出す「プチ修羅場」が訪れるんだよね。それもハクを抱っこしながらどらみの要求に応えて、なんて生半可なレベルではなく、完全に「カラダがふたつないととてもじゃないけど対応できません!!」的な状況。仕方がないのでそんな時は早く処理できる方から。とりあえず途方にくれるより、片付けていくほうがいいかと。


でもね、逆に予想外にふっとふたりとも寝てしまったり、おとなしく何かに集中してたりする「奇跡の時」が訪れたりもする。計画してふたりとも同じ時間に昼寝させようとしても100%無理なんだけどね。ぐわぁ~~~と動き回ってふと「あれ?静か?」って時がたまに。


そんなときはかなり動揺してしまう。

「え?マジ?ホント?」

「あ~怖いよーいつ起きるのかなー、マジで奇跡だよこれは」

「本当に寝てる?二人とも?(とふたりの寝息を確認)」

なんて過剰に反応して、せっかくのひと時だから何をしよう…この贅沢な時にふさわしい事って何だ?と頭の中でドキドキ考えていたりすると。。。


「ウぎゃーー!」(by ハク)


と来る。


ここで激しく後悔。あーーー、余計なこと考えずにお茶の一杯でもいれて一息するとか、雑誌をペラペラめくるとか、今目の前に落っこちているおもちゃを片付けるとか、友達にメールするとか、何でもいいからすればよかった!!!!と。


こんな失敗を繰り返して学んだことですが。

①敵(子供達のことです)は手ごわい。行動は全く読めない。


②日常やらなければいけない最低限の事(食事をつくる、仕事、掃除、洗濯、どらみのお迎えなど)がある。これは外すと生活が著しく乱れてしまうので、「最優先}してどんな隙にでも手を付けていく。


③毎日じゃないけど定期的にやらなければいけないこと(買い出し、支払い、定期健診など)もある。これを忘れないようにこなしていかないといけない。


なんかね。優先順位の付け方とか、瞬時の判断力とか行動力が試されてるよ。仕事してる時に読み漁った、ビジネス本のノウハウなんかが意外と役立ってる今日この頃。


そしてできれば「やらなければいけないこと」で終わるのではなく、すこしゆとりが持てるようなこともしたいわけです。たいした事じゃないです。座ってお茶を飲む、雑誌をチェックする、ネットする、ブログ書く、とか。


でも子供達と戯れているとそれだけで1日が終わってしまい、せっかく「奇跡の時」が’はぁ~~’と疲れて気を抜いてる間に終わってしまうのね。まだまだ修行が足りません。


いや、それにしても。

すっかり子供達に振り回されてる生活になっちゃったなー。


<写真:どらみのお友達のお誕生会。サメのケーキ。みんな待ちきれない様子が可愛い♪>

あの日のこと。

2回目の出産のこと。記録として残しておきたいので書きます。興味のある人はお付き合いください。


妊娠8ヶ月で切迫早産といわれてから安静生活を送っていた私。それが効をなしたのか、どんどん体調は回復して臨月の頃には安定しまくり。下がっていた赤ちゃんも戻った(?)感じ。


どらみも37週で産まれているし、私の中では臨月に入ったらすぐに産まれるだろう、と読んでいたのに、なかなか兆候が現われない。私の体重管理も37週あたりを目標にしてたから、38、39週と進むにつれ増え続け(むしろ緊張感がなくなって加速気味)、お腹が重くて仕方がない。


そして予定日の6日前についにおしるしが。この日の検診では子宮口もすこし開いていて、「産みたかったら今日産んでもいいよ~」と先生。でも自然に陣痛がくるのを待ちたかったのでこの日は帰宅しました。


その後おしるしは続くし、お腹の張りもあるものの、なかなか陣痛はやってこない。少しの体の変化にも敏感になっちゃって、緊張して夜も眠れない。ちなみにダンナさん、手伝いに来ていた母もよく寝れてなかったらしい。


そして3日後。ちょっと出血が。これが正常なのか危険なのか判断付かないのでとりあえず担当医に会いに行くことに。検診したときにはさらに出血量が増えていて、子宮口も6センチ以上開いているって!!!


「今からすぐに病院に行って!これから産みましょう」。こんなこともあろうかと入院バッグもって来ておいてよかったわ。


子宮口6センチ開いたまま動き回ってるって、なんかイメージしちゃうとすごいよね。先生が言うにはこれくらい開いたまま2週間くらい持ってしまう人もいるとか。


さて入院して手続き。前回と同じだけどやっぱり緊張します。ようやく病室に通され、あ~これから産むんだ、と覚悟を決める。もうどうあがいても戻れない。あーやるしかないよね。そうだよ、もうこのまま行くしかないんだよ。あーーー。でもまだお腹の中でお子が動いていたりして、今いち現実味がわかない。


まあ、こんな風にのんびり心の準備していられたのも痛みがまだ来ていなかったからです。


そして「産む」プロセスに入りました。


陣痛が弱いので人工的に破水。それでも陣痛がつかなかったので少し促進剤を打たれました。「来るかな、来るかな」と思い始めた瞬間に急激に襲ってキタ、キタ、キタ、キターーーッ!!。いきなり1分間隔。だから促進剤ってキライだわ。


がんばって耐えようかな、と思ったけど、少したって無駄な抵抗(ってこともないけど)はしない方針に変えました。やっぱり痛くて「はやく・・・早く、薬をうってほしい。。。イタタタ」と悶えまくり。少し前に自己紹介してくれたおばさん麻酔医の先生が、この時は冗談抜きで救世主に見えます。1分間間隔の陣痛のわずかな間に絶妙なテクニックで麻酔セット完了。グッジョブ!!(って看護婦さんが言ってました)。


2回目ですがエピドラルの威力ってすごい。効いてきたらぜんぜん痛くないもの。林真理子の恋愛小説読みながら子宮口全開まで待つほど余裕。


そして最終段階。でも相変わらずイキみが下手なのね、私。旦那さんと先生が大声で掛け声をかけてくれるんだけど、コツがまったくわからない。こればっかりは普段練習するわけにもいかないし。


それでもなんとか産まれてきてくれました、我が息子君。今回はダンナさんがへその緒を切りました。どらみのときは心拍数が落ちたりと心配要因があったので、3時間のイキみに付き合って放心状態のダンナさんが「あ、へその緒。。。」と言ったときには「ダメダメ、急ぐから」って先生がジョキっとやってしまったんだよね。


胎盤を調べたら小さな傷があったそうで。これが出血の原因。胎盤からの出血は一歩間違うと大量出血の恐れがあるので「今朝クリニックに来たあなたの判断は正しかった」と先生にほめられホッとしました。


その後入院2日間。完全母子同室。今回は家で待つ母とどらみのためにダンナさんは毎夜帰宅したので、夜は息子君とふたりきり。


こんなのがお腹に入っていたなんて。

それを産んでしまったなんて。

入院したときはひとりだったのに、今はふたり。

不思議だーー!!


出産の興奮状態が覚めず妙に目が冴えて眠れないので、そんなことを考えながら夜中にふにふに動いている息子君をじっと見つめたりしてました。


今から思うとこの時が嵐の前の静けさ、息子君との一瞬の蜜月だったのね。


そして今は、年子育児に奮闘する毎日。子供がふたりになって生活は×4は忙しくなりました。またその様子は追々アップしますんで。


そうそう、息子君のHNは「ハク」にしました。どらみ共々どーぞよろしくね。

まずは、ご報告。

フロリダ便り

遅ればせながら。

たいせつな人がもうひとり・・・4月15日午後3時ごろに、3229gの男の子を出産しました。


出産から2ヶ月もたってしまったのね。。。まだ直接連絡していない知人、友人の皆さんごめんなさい。毎日あっという間に時間がたってしまって。。。ブログを書くのも頭の隅では気になってたけど軽く放置プレイしてました。


今日思い立って記事を書いてみるも、公開ボタン押すの、緊張するー。調子に乗って色々いじってみたらタイトル画像を消してしまったし。


冗談抜きで毎日髪振り乱して奮闘してますが、最近ようやく生活が回り始めてきたって感じです。


今日は取り急ぎご報告、ということで。

またね。

風邪

安静生活、暇だ~なんて言ってたらバチがあたったんでしょうか。

2週間前からどらみが風邪を引いて、なんと通算6日もスクールをお休み、以後も半日保育という生活をしています。その間どうしていたかというと、もちろん私が家でフルに面倒見ていましたよ。臨月妊婦なのに。切迫早産なのに。


今回の風邪は熱はあまり出ずお咳とお鼻がひどい。スクールの規定で101F(38度)になるとFever(お熱)ということで自宅待機しなければなりません。そして熱が下がってから24時間たたないとつれてきちゃダメなのです。


逆に言うと、これ以下だったら別にお熱じゃないんでつれてきても良いよ、って感じです、うちのクラスの先生は。どらみは今回100Fに行くか行かないかくらいだったので、スクール連れて行っても良かったんだけど、へんな咳をしていて、両方から鼻たらし小僧になっていたので大事を見て休ませていました。


ていうか、最近出産を前にすこしセンチな気持ちになるのよね。どらみとのりラブラブ生活もあと少し。。。と思うと、いいよ、いいよ、家で二人で過ごそうね~!なんてちょっと優しいママ風なことを思ってしまったり。


でも風邪引き1歳児と、ゆったり家でラブラブ生活ができるわけもなく。1日中(それこそ夜中も、明け方も)ぐずってるどらみをなんとかなだめるのに必死。そしてフロリダらしからぬ終日雨、なんて日も続いて、4日目くらいには煮詰まって母娘でフラストレーション爆発寸前状態になってました。


あ~~もういいから明日はスクール行ってよ~~(*´Д`)=з


って最後のほうは。あれ、優しいママじゃなかったのかなー、私。我がセンチメンタル、所詮寿命数日程度だったようです(;^_^A


そして最悪なことに家族で風邪引きになりました。もともと弱いダンナさんは即効うつってごほごほしています。まあ、いつものことなんでこれは放置プレーです。


健康で風邪なんてもう10年以上もひいたことない私も、さすがにどらみと2週間べ~~~~ったりすごしたらそりゃうつりますわ。妊婦なんで薬も飲めないし。どらみがまとわりつくから寝てるわけにもいかないし。とにかくやり過ごす、ってこれほど辛いものはありません。あ~、早く治らないかな。ごほごほ。


というわけで、怒涛のような2週間を過ごしていたら臨月に入ってしまいました。来週になれば37週、いつ産まれてもいい時期に入るので一安心。安静生活も終わりです。もう1ヶ月以上も家から出ていないので、少し歩いて体力つけなくちゃね。

安静生活

おひな祭り。

どらみは日本から来た立派な7段飾りの雛人形をもってるんだけど、今年はママの事情(単に、妊婦後期でタルいんで(・・。)ゞ)で出さずじまいです。ごめんね。


散らし寿司を作って、雛あられをたべました。

(手抜きで寿司太郎だけど(・・。)ゞ


そして翌日は私の誕生日。


夕飯の支度はサボらせてもらってビザ。そして近所のスーパーにオーダーしたいちごのケーキを食べました。ダンナさんがバラの花束を買ってきてくれました。


本当はどらみを預けておいしいものでも食べに行きたいところだったのが、じつは。。。


切迫早産で安静生活を送っています(ノ_・。)


「妊婦って意外と平気なのねー」と呑気なことを言っていたら、やっぱりダメでした。

何週間か前の寒い日。お腹が石のようにカチカチに張ってしまって。そのあと子宮口が少し開いてきている、と。医者に


「自宅安静!!」


と命じられる羽目に。そのとき31週だったので、少なくともあと5週間は赤ちゃんをとどめておくように、と。


私ってば事態を全然理解していない呑気な顔をしていたらしく、医者に「今日これから家に帰って安静(Bed Rest)すると約束しないんだったら入院してもらうよ」と脅される始末。


アメリカで入院ってよっぽどの事ですよ。医療費どんだけの請求が来るのよー、ってようやく真剣に受け止めました。


とりあえずダンナさんにどらみのお迎えをお願いして帰宅。今まで大した病気、怪我をしたことないんで、まずネットで「安静」とはなんぞや、と調べてみました。


切迫早産の妊婦さんは、”トイレと食事以外は布団から出ない”、が「安静」のようで。


これを読んで、えーーーっ!と本当の意味で事態を把握した私。ていうかそんな状態のまま5週間以上生活しろ、と?料理が一切出来ないダンナさんと1歳児を抱えて??考えられないよー。


で、お友達何人かに電話してみたところ、でてくるでてくる、切迫早産、早産経験者の生の声。


いつも思うんだけど、高齢出産で何が良かったって、周りのお友達は皆経験者、っていうか「ベテラン経験者」。妊娠、出産、子育てのどんな悩みも、現実的な生のアドバイスをもらえるってこと。本当に心強いです。


聞いてみると、今生まれたとしても今の医療技術では子供の命は大丈夫らしいけど、やっぱり保育器に入ることにはなるのでおとなしくしておいたほうが良いよー、と。歩き回っちゃだめよー、と。


切迫早産で何が辛いかって、何週間も安静、つまり「暇」との戦い。


友人も「2週間目くらいには見たいDVDもなくなるしねー。暇だよねー。クロスワードパズルでももっていこうかー?」って。


クロスワードパズルが必要な生活なんてしたことないんですけど。でもそれもわかる気がする今日この頃。


本人は横になっていれば痛みもないから動きたくてウズウズ。パズルでもしてなきゃ気がまぎれないわ。


本来なら妊娠後期は軽い運動を薦められ、「生まれる前に」っておいしいものを食べに行き、ベビーの買い物をして…、そんな妊婦生活最後の楽しみが奪われてしまったわ。無理をした代償は大きかった・・・。


それに我が家の場合、一旦生まれてしまえば戦場のような年子育児が待ってることは明らか。それまではダンナさんにものんびりしてもらいたかったんだけど、どらみの送迎、食材の買い物、どらみの相手をして…、フルタイムで働きながらやるって男の人には大変なことよね。申し訳ない…。


その後1週間、1歩も家の外に出ず、家の中でもソファかベッドに横たわる毎日。ベッドでもネットが出来るようにと早速ノートPCも新規購入。食っちゃ寝、食っちゃ寝のグータラ生活(ま、こういうのどちらかというと得意なんでですが)。


お陰でお腹の張りもなくなり、1週間後の検診では「おっ、子宮口の状態改善されたねー。しばらく大丈夫そうだね」と。ホッとしました。


楽観的な私、大丈夫なの?と早速買い物でも行きたい気分に駆られるものの


「でも引き続きのんびりしておいてね。歩かないでね」

と釘刺されました。やっぱりダメなのね(ノ_・。)


というわけで。

家にずっといるからブログにも手が回り、

圧力鍋やどらみのベビーカーもネットショッピングしちゃったり♪


どらみは幸い”スクールLOVE♪”な人なので、朝から夕方までフルに預かってもらってます。外遊びのお陰で夜もよく寝てくれます。ホント、学校に行かせておいてよかったわ・・・。