青い空・広い草原・ポツンと白いゲル 草原のわが家からごきげんよう。
モンゴルよろずコーディネーター兼業遊牧民ちかぽんです。
モンゴルよろずコーディネーター兼業遊牧民ちかぽんです。
平和な感じのタイトルとスタートで文字だけ記事ですが、ダークなネタ、ぶっこんでます。
モンゴル国では明日は、大晦日(ビトゥー)、2月12日が元旦です。
今日まで学校の授業があり、
午後からロックダウン+ツァガンサル時の
食糧買い出しに繰り出しました。
まずは野菜。
いつもはバルス食料市場という
ウランバートル鉄道沿線の市場で買っていたのですが、
あまりにも壮絶な渋滞に運転手のガナー君がブチ切れた。
急きょ、フチットションホルという
ゲル地区にある食料市場に行先変更。
基本的なカレー野菜=ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、にんにくと
調味料とサラダオイルを購入。
2週間分の買い出しなので、
軽登山用20リットルザックに詰めてもらいました。
25㎏分くらい買って、トータル1500円くらい。
ひとつひとつ値段を確認して、値切って、という感じではなく。
でも、17日までは市場もお休みっていうことで、
いつもより安くなってたような感じ。
とにかく人ごみがすさまじく、
20日ぶりの外出でドキドキなので、
買うモノかったら、そそくさと退散。
卵が買いたかったのですが、卵売り場のところで、
最後の卵パック30個入りをめぐって男たちが本気の殴り合いをしていて・・・
ショーケースの上にちまっとおいてある卵を指さして、
「いくら?」って売り子さんにきいたら
「今、それを誰が買うかで闘ってるから売れない」
って、断られました。
一応、旧正月の年始回りは禁止ってことになってはいるものの、
それでも、なんとなく正月料理は各家庭で作るんでしょうね。
それに23日まで基本的に外出禁止令。
車の通行規制が厳しいので、食料市場への買い出しも難しいから、皆必死。
卵はサラダにつかったり、ゆで卵にしたり、
お菓子作ったりするし。
国内養鶏場が若干生産量が減っているので、
ロシアからも卵は輸入しています。
夏に飼ってたガナー君の養鶏がうまく行っていれば、
卵不足なんか他人事だったんだけどなー。
全体的に殺伐としていて、駐禁レッカーもめっちゃ意地悪。
渋滞もしていないし、小型車がほんとに
路肩で邪魔にならないところにあったのに、
レッカー移動させようとしているのを通りすがりに見たガナー君。
「全然邪魔になってないし、
食料買い出しに1時間もかからないんだから、
大目に見てやれよ」
ってどなりながら、スマホで撮影しようとする恰好で通り過ぎたら、、、
なんと、次の渋滞で、制服の若者に車の窓ガラスをコンコンされました。
「何を撮っていたんだ。ここは撮影禁止区域だ。」
とガナー君のスマホがそいつに奪い取られました。
迷彩グリーンの制服にはO(Ⅰ)と血液型と登録番号、
名札もついていたけれど、少なくともこいつ、警官じゃない。
眼鏡かけてないと、こんな名札すら見えなくなっているのか、私。
興奮して、がなり合うガナー君となぞの制服やろう。
多分、陸軍。肩章を確認したら、下っ端だ。
「こいつには捜査権はない。
そもそも、身分証明書なしに、
市民の私物を容疑もいわずに取る権利もないはずだ」
と判断し、横から、すっとガナー君のスマホを取り返した私。
「何するんだ」って制服の若者
冷静に
「私は、20日ぶりに外出して、食料買い出しに来た。
多分、また明日からのロックダウンで2週間は
外には出なくなるだろう。
自分が買い出しにきた記念に市場の写真を撮ってもらった。
誰も撮っていないし、こういう撮影が禁止ならば、
フェイスブックもツイッターもプライベートの
日常の記録写真も撮れなくなる。
いつから、モンゴルはそんな国になったのか教えて欲しい。
まず、所属と階級と名前を名乗って、
身分証明書と、捜査権があることを証明できるものを提示しろ」
となるだけ、低い声で目を見つめながら、冷静にいう私。
ぎょっとする若者。多分、レッカー業者の友だちか、
たまたま制服きたまま買い出しにきた兵隊。
撮った写真が問題なら、削除するよ、とガナー君。
市場の塀だけしか映っていません。
でもね、この官憲の態度、ちょっと不穏な空気を感じました。
つい一昨日くらいに、マスコミ報道は一切されていないのだけれど、民間ネットニュースポータルが取材し、フェイスブックで出回ってしまっている、30代後半の鉄道会社勤務の男性がスフバートル広場で焼身自殺をしたばかりだから。
ちょうど、ツァガンサル前に、いろんな国家功労者の勲章授与式のあと、チンギスハーン像前で晴れ着で集まっているところのすぐ近くでの話だったのに、まったく報道されていない。
報道規制しかれてるなって。
感染クラスターが新規に2つ発生していて、
うちひとつが、ソンギノハイルハン区にある食料市場。
今日行ったところは、そこよりも人ごみだから、若干緊張もしました。
年の瀬のアメ横よりは全然整然としていたけど。
20日ぶりの外出、
慣れない人ごみ、
買いたいものが意外と品切れ、
25㎏の食い込む野菜たち、
卵をめぐる殴り合い、
と、思い通りじゃないことでイラついていた私たちの
堪忍袋をブチきりかかったのが
謎の兵隊からの職務?質問。
ガナー君のスマホが奪われた瞬間、私のヤサグレた魂が
危ない方向に行きそうになってしまいました。
中学生の時だったら、乱暴に奪い返しただろうし、
なんなら、車の中から肩パンぐらいはしてたかもしれない。
冷静に論破で済ませたのは、一応、大人の分別。
写真を出さないのも、大人の分別、
そして、スマホがいよいよ調子悪いから。
にしても・・・
なんか、最後の最後で、なんかどでかい
トラブルかまさなくてよかった・・・
と思ったのはつかの間。
葉物野菜とマヨネーズが買えなかったので、
さらにE-Martでのお買い物に続くのです。
問題の写真とか、むかつく官憲野郎の写真は
問題があると困るので、掲載しません。
写真なしでブッコんだネタつっこんでます。
なんかね・・・慌ただしいっていうよりも
穏やかじゃない感じなの。
どうなる?モンゴル。
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