とにかく分厚い。こんなに法令を集めても、実際に試験で使うのは各科目10回とか、そんなもんでしょう。

 

 受験生からすれば、意外に字体が大きくて引きやすいので、慣れるまでにそんなに時間がかかりません。

 

 合格すれば一生の宝物だから後輩には譲ろうとは思いませんが、落ちたら寄付しようと思います。

適性試験ってなに??

 

前回の記事で適性試験に触れたが、私は、これを2回とも海外から帰国をして受験をした訳であるから、それは大変であった。

適性試験とは、ローを受験するために必要な資格を得るための試験であり、試験結果は入学書類に添付しなければならない。同時に、適性試験の点数が入学選考に考慮される。具体的には、書類審査100点、適性試験の結果100点、入学試験300点の総合評価と言う風な具合にだ。

しかしこれからローを目指される方は、気にする必要はない。なぜなら、適性試験をローの受験要件とすることは来年をもって、終焉を迎えることが決定したからである。これは妥当な決定だと思う。

たとえば、私がローに進もうと決めたのは、2015年8月であるが、早速、入学時期を確かめることになる。そうすると、その年の11月頃まで願書を受け付けている学校がある。これに入っちまえば、来年の4月からスタートできる。だが、適性試験の要件を課すことにより、翌年の5月と6月に行われる適性試験を受けてから、翌々年の4月、すなわち、決意をしてから1年半後にやっと、スタート出来るのだ。

ただでさえ、阻害要素が多い社会人にとって、これは決意が揺らぐ大きな要因だろう。

ただし、私は適性試験の内容については、批判的ではない。論理的能力、分析的能力、長文読解的能力、作文力を測る、4つの試験にて構成されるが、少なくとも平均点程度とれることは、法曹の素養として必要ではないかと思う。私の場合は、長文読解的能力以外は、準備学習をせずに平均点を上回れることのできるパートは無かった。

適性試験の勉強は、過去問をやった。Wセミナーが発行する分厚い過去問集(たしか3年分と予想問題で構成)とホームページ上でダウンロードできる数年分を、それぞれ一回だけやって、答え合わせをしたぐらいだ。なにせ、仕事の引き継ぎをしながら、出張も多くてあまり準備をする時間が無かった。それで最後は、日本行きの飛行機の中、飛行機から降りてバスの中で前年分を終わらせ、ホテルに入る前に、リブロ池袋店の1階喫茶店で、答え合わせをしたのを、覚えている。

1回目の自己採点で、平均点に1点か2点届かない感じだったので、ちゃんと勉強しようと思っていたのだが、結局、仕事に引き摺られて、あんまり勉強できないまま、2回目の試験を迎えたが、結果はまずまずだった。毎回、帰りの飛行機から降りて、バスで移動中に、答え合わせをし、一喜一憂していた。

結局1回目試験の点数が採用され、169であった。その年の平均がたしか170か171であった思う。長文読解と、分析に関しては準備の甲斐あり、平均を上回ることが出来たが、論理問題で点数を大きく押し下げてしまった格好だ。

だが、試験会場で仄聞したところ、「俺今回の読解100点目指してる」など、現役大学生の実力、あるいは手の届かない人たちが存在するんだなあ、と大変感心したこと、私の様に、とりあえず平均上回ればいいやと考えていたが、上位5%ぐらいに入るひとは、意識の高さが違うなーと思った。

これから受ける方にはもう関係のない話であるが。

 

 

以上

法曹になるまで6年半、かかる費用は1000万?半分ぐらいは圧縮可能?

 

色々調べると、ローに入るためには適性試験を受けなければいけない。適性試験は、毎年5月と6月にあり、その結果をもとに入学試験があり、実際の入学はさらに翌年の4月になる。いまは2015年の8月だから、2016年の5月と6月に試験を受けて、入学は2017年の4月と言うことになる。それから3年コースに進めば卒業は2020年3月、その年の司法試験で合格すれば、2021年度は司法修習だから、法曹になれるのは2022年。つまり、決心の時から(短縮しなければ)順当に行っても6年半かかることになる。

 

纏めると次の表になる:

 

2015.8月 決心
2016.5,6月 適性試験
2016.8月 退職
2017.4月 入学(3年コース)
2020.3月 卒業
2020.5月~ 司法試験
2021年 司法修習期間
2022年 法曹の資格取得

なお短縮コースとは、ロー入学の2年目、つまり2年生の予備試験に合格し、3年在学中に司法試験合格するコースである。

 

かかる費用(標準):

 

1.学費
国立で一年間80万、入学金が20万。3年コースだと学費と入学金だけで、260万。

2.生活費①
下宿代5万と生活費3万で、月8万だとしたら、ざっと年間100万。3年コースだと300万。
3.生活費②
入学するまで半年間の生活費として50万と、入試に掛るお金、その他併せて100万。

4.生活費③
ローが終わってから司法試験を受験するが、その間の生活費は別途100万。学校に通うならさらに40万。

5.生活費④
1発合格したとしても、そのあとの司法修習として1年間の修習期間の生活費が100万。

6.生活費⑤
一発合格しなければ、一年分の生活費に100万。

合計1000万 ←標準

 

だがうまくやれば、最大で、半分ぐらいに圧縮できるかもしれない:

 

1.学費
入学金・授業料の免除を受けたり、奨学金の返還減免を受ける(△110万)。

2.生活費①
下宿代を節約(あるいは寮に入る)し、生活費も切り詰める。月8万⇒5万(△120万)。

3.生活費②
入学前の出費は切り詰める(△40万)

4.生活費③
あるいは、予備試験で1年短縮できれば、生活費を1年分省く(△100万)。

5.生活費④
司法修習が貸与から給与に変更される(△100万)。

6.生活費⑤
一発合格する(△100万)。

合計430万(△570万) ←圧縮

 

いやはや、東京オリンピックを楽しみたいものだ。

 

以上

話は、横にそれたが、ローはむしろ消去法である。

 

当時、31。

 

一番楽なのは、業界内での転職。べつに、競業他者でなくても電子業界はすそ野は広いので、そのときの年収と業務内容であれば、見つかった。しかし、自分は、楽に走ってはいけないと考えた。

 

次に、研究職。大学を卒業して、修士課程に進み、そのまま研究職を目指すコースである。研究職の初任給は低く、残りの人生で、逸失利益は取り戻すことができないと思い、排除した。

 

自ら起業。その頃、今でもそうだが、過去の失敗もあり、価値のないものを売りにすることに対しては、嫌気がさしていた。曲がりなりにもメーカー出身の自分は、物作りにこそ価値があると思う。だからいつも技術者を尊敬している。しかし、それ以外には、血を吐く努力をしたもの以外には、価値は認められないという考えに傾斜した。したがって、今の自分が売りにできるものはない。

 

最後に残ったのがローである。

 

以上