今週は大いに注目を浴びた豪ドル。
オーストラリア準備銀行の予想を上回る0.5%の利下げに続き、今日は2012年の経済成長率見通しを3.5%から3%に引き下げ。
今年はGW期間中の為替市場の主役となっています。
さてそんな豪ドルですが、今週の「日経ヴェリタス」の記事では、
「豪ドルがスイスフラン追い抜く」
国際決済銀行(BIS)によると通貨別の取引シェアは、
1位 米ドル 42.4%
2位 ユーロ 19.5%
3位 円 9.5%
4位 英ポンド 6.4%
ここまでの順位は01年の調査以来変わっていないそうですが、
5位 豪ドル 3.8%
6位 スイスフラン 3.2%
豪ドルとスイスフランの順位が逆転しました。
為替取引高でみても、豪ドルの注目度の高さが伺えます。
今回利下げを実施したといっても、3.75%の高金利。
鉄鉱石や石炭など資源が豊富で中国を中心として新興国向けの輸出が好調。
中国経済と連動するリスクはあるものの、魅力ある通貨であることは間違いありません。
日本の個人投資家にも人気で、FX取引「くりっく365」によると、
2011年に取引高が最も多かったのは
「豪ドル・円」の通貨ペアで全取引高に占める比率は約30%
「ドル・円」の23%を大きく引き離しています。
世界的な金融緩和策が続く中で今後も注目を集めると思いますが、果たしてどこまで取引シェアを伸ばせるのか?
まさか英ポンドを追い抜くという事はないと思いますが。。。