前回こちらの記事で、兄妹喧嘩のモヤモヤの原因について書き出してみました。
どうするか、の前に
そもそも子ども達の世界ってどうなってるんだろう?
ここでは、少し発達のお話に寄り道してみます
3歳の発達段階ってどんなもの?
幼児期の社会性の発達について、
とある論文にこんなお話がありました。
3歳児の仲間関係の形成過程
(1)保育者とのかかわりで気持ちを安定させる
(2) 友だちに関心をもち、友だちの様子を知る
(3)気の合う友だちと相互のかかわりをもっ
(4)友だちとのかかわりの中で葛藤場面を経験する
特にこの4つ目の段階に来ると、
直接他者とかかわる経験を繰り返す中で、
徐々にみられるようになっていきます。
自分の思い通りにならないというような葛藤は、
幼稚園や保育園など同年齢集団の中で、初めて経験する子も
少なくない。
そのため、思いを言葉で伝えることができず
泣いてしまったり、伝えるのをあきらめて
我慢することも多くみられます。
しかし、それでも友だちにかかわろうとしていく
3歳児の姿から、
友だちとのいざこざで味わうつらさ、苦しさ以上に、
友だちと一緒にいること、一緒に遊ぶことに、
子ども自身が魅力を感じていることが示唆される。
また3歳児はきょうだいの有無や
第 1子であるかなどによって、
生活経験の異なりや、言葉の発達の違いが大きいが、
保育者の丁寧なかかわりによって、
自分の思いが伝えられる経験をしていくことが大切。
いざこざをやめさせるのではなく、
葛藤;場面での子どもの育ちを考慮しながら、
先を見通した支援をしていく必要性が示唆された。
(出展元▶3歳児の仲間関係の形成過程に関する研究
松丸英里佳・吉川はる奈)
色んな記事やブログを読んでは
関わりを変えてトライ、
いざこざの時に間に入ってみたり
離れてみたりしてみていましたが…
どうやるか、の前にまずは相手を知る。
そこをもうちょい重点的に向き合ってみても
良いのかもしれないなと思いました。
いやはや、子育ては毎日答えはないけど
考えごたえのある面白い学びですね
次回は1歳の娘の発達についてもまとめてみます🌷