医食同源 | 北京・Ma Chine...

北京・Ma Chine...

旦那様はマイペースな中国人。

日本に連れ込まれた旦那様の奮闘や、
中国を好きになろうと切磋琢磨する
私の日常・・・

私の夫は中国人、家事も子育ても結構頑張ってくれている。

けれど、これは特に中国人だからそうだという事ではないような気がします。日本人の

中にもそんな人はたくさんいるだろうし、他の国でもきっとそう。


ただし・・・・これだけは中国人ならでは!!という事は一つだけあります。それは・・・・


「病気をすると漢方で治癒する」という事!!!!


これは何も薬だけを言っているのではありません、もちろん薬はさることながら、食べるもの、

飲むもの全ておいて漢方医学に基づいているのです。


実は今回の妊娠は風邪との戦いでもありこれで3回目の風邪を引いている私。

春から夏にかけての微妙な気候の変化に体がついていけてないみたい・・・・

喉の痛みと咳に悩まされています。


主人の治療法はとにかく

「水・お茶をたくさん飲みなさい!」

から始まります。

そのあとは

喉にいい食材を食べる事

大根・ゴーヤ・ラディッシュ・西瓜・梨・etc et・・・

今妊娠中なので薬はできるだけ避けたいもの。

漢方といえども妊娠中は自分用に処方されていない限り飲むわけにはいきません。

すると食べ物で治していこうとなるようです。


まず、主人は食べ物を大きく二つに分類します。

一つは体を冷やしてくれる食材

もうひとつは体を温めてくれる食材です。

実際は漢方医学では「熱」「温」「平」「涼」「寒」の五つに分けるらしいのですが

主人の場合はいたって簡単まずは温めるか冷やすか。

そしてこの食材をつかっていろんな症状と組み合わせていくわけです。


よく私が主人から言われるのは

「体の中で火が燃えてるメラメラという表現。

どうも日本語での表現が難しいらしくてこんな事をよく言います。

こういう症状は喉に出やすいとの事、すると自然体を冷やす食材を

食べたほうがいいとなるらしいのです。


たぶん主人の漢方療法は医学なんて大層なものではなくて親に聞いた、友人に聞いた知識程度のもの

なんでしょうけれど、なるほど~~と妙に納得してしまう事がよくあります。

中国人はきっと生活に漢方医学的な考え方が溶け込んでいるんだろうな~

としみじみ感じます。


西洋医学ではなく体によい食材を使って病気を治していくなんて少し原始的だけれど

とってもいいことだし、なんだか興味深いと思いませんか?


でも正直に言うと速攻性はありません、本当は実際に病気になってからでは遅いのかもしれません。

やはり日頃の体調管理の上で食材や飲むものも考えるべきなんでしょうね。

そういえば、今は随分と変わったかもしれませんが、体を冷やしすぎるという事にも

敏感でキンキンに冷たい飲み物ビールや生のお野菜クローバーなんかはあまり口にしません。

トマトやきゅうりにも火を通す事が多いです。

これも年配の人のお話、暑い北京ですから若者は冷たい飲料水なんて大好きだとは

思いますけど・・・



でも実は主人の父も漢方医学にかなりお世話になっている一人ですが、、病院からもらう薬は

アメリカやドイツの物。漢方医学と西洋医学うまくミックスさせるといいのかもしれませんね♪





                北京野生動物園