『東京カレンダー』は雑誌が刊行されているが、オンラインももちろんある。
そして、読み切りから連載まで短い小説も連載されている。
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今回紹介する読み切りの話。
見出しもすごい。
簡単にいうと経営者の年上の女性と年下の男性が結婚し、破局に至るまでなのだが
設定もすごい。
妻の預金の2億円を持ちだして海外に逃げた。
その言い分。
「僕にとってお金はどうでもよかった。でも君はお金をなくさないと僕のことを忘れてしまうだろう
だから最後に意地悪をしました」
いや、それ、泥棒
お金がどうでもよかろうが、勝手に持ち出した時点で犯罪。
早稲田大学を出た設定だがずいぶん幼稚だ
しかもそのお金の原資が「会社の非公式のお金の流れ」という点でさらに理解の範疇を超える
妻の会社は実家で同族経営らしいがどんな経営をしているんだか…
最初は別の会社に勤めていて、その会社で「全支社で売り上げ1位になり社長賞を獲った」時に
次のステップに行こうと、辞めて実家の会社に入ったらしいが、こんなならそのまま勤めていた方がよかったんでは…
しかしどう好意的に読んでも男の方が頼りないように思えてしまう。
人の大金持ち出して意地悪と…中学生か。
女性の方の気持ち、男性が自分のことを好きでいてくれることに甘えて
言わなくてもいいことを言ってしまう状況は理解できる。
私もそういう傾向があるし、過去にはそれで破局してきたから。
妻の名前は「紘子」。
なんか年齢が上な印象があるのだけど20~30代にもこの名前の人いるのか?