こんにちは。
長年お世話になっているデイサービスと高齢者施設が
併設する施設さんから、
”2階に車いす対応のご利用者さんを住まわせたいが、
自分で階段の昇り降りが出来なくて・・”
というご相談がありました。
2階に上がるには、外部階段(屋外)を15段ほど昇っていかなくてはなりません。
レール式の階段昇降機を検討しましたが、
外部手すりの強度や金額的な問題で、設置は困難と判断したようです。
”小澤さん、なんか方法は無いかね?
この方の受け入れのためだけに利用するんだけど、
個別に対応する、リーズナブルな方法を教えてよー。”
との事。
固定設置の階段昇降機(レール式)ではない階段昇降機、
福祉用具としてのという事でしょう。
おまけにレンタル対応の出来る福祉用具がベストなんでしょうね。
ちょうど10月にHCR(国際福祉機器展)に3年ぶりに行ってきた際に
見かけた用具があった事を思い出し、メーカーさん(販売代理店さん)に連絡をしてみました。
そして、ご提案頂いたモノがコレです。 ↓
スカラモービル という福祉機器です。
なんか、とてもコンパクトで軽量で、想像していたモノとはだいぶ簡単な感じでした。
ドイツのメーカーの製品なので、輸入品なのですが、日本の販売代理店さんを通して
お試し・講習指導のもとで簡単に利用開始できる福祉機器なのです。
こんな感じでシート部分に座ってもらい、安全性を確保したのち、
後方にいる介助者の操作で昇っていきます。
(動画撮影もしました! 後日ホームページにアップしますね!)
後輪部分に独自の細工・技術が施されていて、
安全に、静かに昇り降りが出来るようになっているんです。
もっと大げさな、キャタピラーみたいのが付いているモノを想像していたワタシは、
本当にカルチャーショックを受けました。
きっと駅のホーム内で雑誌などの運搬をしている機械がキャタピラーのついている、
そんな構造のものだったのを記憶で憶えていたのかと思います。
そのイメージが強かったのでしょう。
さらに驚いたのが、
スカラモービルは、介護保険のレンタル福祉用具の認可を受けているのです!
月額(単位数)は6,500単位程度という事ですが、
スカラモービルならUR団地の階段も対応できるそうです。
ハマる方にはバッチリハマる、 そんな福祉用具だと強く感じました。
ホームページの動画アップを急ぎますね!
ありがとうございました。