通院でもよかったけど、自分で運転して来るのはダメみたいで、毎日毎日親に送り迎えしてもらうのは、どうしても気が引けたから。
入院してた病院まで、高速なら30分。
下道なら1時間かかる。
毎日5分のためにと思うと、余計に労力が負担に思えた。
照射部分は、いちばん大きくて頑固やった腫瘍のあったところ。
あらかじめ照射場所には、体にマジックでマーキングをしてもらう。
お風呂の時に気を使う(>_<)
あと、照射台に横になるのに、毎回体勢や角度が同じになるように、自分用の型をとる。
なので、放射線室に行くと、台に型が用意されていて、そこに寝転ぶだけ。
あとは前からと背中からと照射してもらっておしまい。
あっとゆう間に終わる。
痛みも何もない。
ただ、おわった直後はなんとなーく胃がモヤっとするけど、それもすぐにおさまっていた。
ひたすら本を読んだり、編み物をしたりして毎日すごした。
週末は金曜に治療が終わったら、日曜日の夜までほぼ毎週外泊していた。
1度だけ、血球がだいぶ下がって、好中球も500をきったから外泊を許してもらえへんかった。
いつものK先生ならOKしてくれるのにーーー!!∑(゚Д゚)とブツブツいいながら我慢でした。
照射部分は10回を過ぎる頃から、赤くなり始めた。
回数を重ねるごとに、赤さは増して、そのうちに黒くなってきた。
ほんとに日焼けしたみたいに赤くなって→黒くなって→皮がむけるの順番で変化した。
保湿した方が黒いのも早く治るよって放射線科の先生に言われて、毎日毎日ヒルドイドをぬった。
おかげで今はなんの跡も残ってない(^ ^)
放射線治療の唯一の嬉しいところは髪の毛が抜けないってこと。
あたしは照射場所が胸やったから、食堂にも近いし、飲み込みにくくなったり、食道がただれたりするかもって言われていたけど、そうゆうのはあまり感じなかった。
治療が長いせいで血球は下がったりしたけど、ほとんどひどい副作用もなく放射線治療は終われた。
放射線治療中に32才の誕生日を迎えた。
来年はきっと自由な誕生日にって去年思ってて、残念ながらまだ治療は終わってなかったけど、移植も越えて迎えた32才は、とっても感慨深くて、素敵な日に思えました☆