「D & B Together/Delaney & Bonnie and Friends」
1970年代初頭アメリカ合衆国。人々の間で反戦が叫ばれていた頃。そして面白い映画が数多く創られた時代。
「バニシング・ポイント」もそんな映画の中の一つではないでしょうか。
何と言っても面白いのがこの時代のヒーロー像だと思います。
主人公のコワルスキーは陸送の仕事をする元警官。コロラドからサンフランシスコまで70年型ダッジ・チャレンジャーを運ぶ途中でのスピード違反からその逃走劇は始まり、さんざん逃げ回りながら過去を回想したり、ラジオDJスーパ-・ソウルとの意思の疎通等がメインで描かれております。
サウンド・トラックは70年代を彷彿させるピースフルな曲が多いです。
「Vanishing Point/Original Soundtrack」
中でもカッコいいのがマウンテンの"ミシシッピ・クイーン"。全裸女性のモーターサイクル・ライドのシーンはショッキングでした。
デラニー・アンド・ボニー"ユー・ガット・トウー・ビリーブ"はかなりピースです。基本的にゴスペル・ミュージックの様ですが、当時は本当にこういう感じだったのでしょう、経験してみたかったです。
Delaney & Bonnie "You Got to Believe"
今では有り得ない衝撃的シーンの連続です。
「バニシング・ポイント/バリー・ニューマン」
全体的にカーアクション・シーンで構成はされてはいますが、何故かとてもメッセージ色が強いです。
盲目のDJ、スーパー・ソウルの千里眼の描写は、現在発揮しづらくなっている人間の持つ本能と言えるでしょう。そして、当たり前だった人種差別。ドラッグ。
当時支払われた自由への代償は人々の命だったのかもしれません。
Vanishing Point "Ending"
・・・何故か素敵です・・・
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